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インタビュー INTERVIEW 9月16日(土)公開『サーミの血』 アマンダ・シェーネル監督 オフィシャル・インタビュー |
9月16日(土)から新宿武蔵野館、アップリンク渋谷ほか全国順次公開される『サーミの血』。スウェーデンで実際にあった先住民迫害の歴史。自身も先住民族サーミ人の血を引くアマンダ・シェーネル監督が、自らのルーツを捨てスウェーデン人として生きるひとりの女性を彼女の視点で描いた人間ドラマ。これが長編劇映画デビュー作となる女性監督の公式インタビューをご紹介。 |
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─―監督のお父さんはサーミ人で、お母さんはスウェーデン人だそうですね。そうです。言語について言えば、スウェーデン人になりたかった祖父母がサーミ語を話すことをやめてしまったので、家でサーミ語を話すことはありません。学校の母国語の授業でサーミ語を読むことはしましたが。でも、父方の家族のほとんどはいまもトナカイ猟師なので、私も親戚がトナカイを屠畜するところなどを見て育ちました。 ─―この映画は事実をもとにしている部分もあるのですね。
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サーミの血 |
■Staff&Cast 監督/脚本:アマンダ・シェーネル 出演:レーネ=セシリア・スパルロク/ミーア=エリカ・スパルロク/マイ=ドリス・リンピ/ユリウス・フレイシャデル/ハンナ・アルストロム 2016年スウェーデン=ノルウェー=デンマーク(108分) 配給:アップリンク 2017年9月16日(土)から新宿武蔵野館/アップリンク渋谷ほか公開 (c)2016 NORDISK FILM PRODUCTION |
■アマンダ・シェーネル監督 AMANDA KERNELL 1986年、スウェーデン人の母親とサーミ人の父親のもとスウェーデンで生まれる。2006年以降、数本の短編映画を監督。13年、デンマーク国立映画学校の監督学科を卒業。『サーミの血』(16)のパイロット版である短編『STOERRE VAERIE』(15)はサンダンス映画祭でプレミア上映され、ヨーテボリ国際映画祭2015の短編観客賞、ウプサラ国際短編映画祭2015の最優秀短編賞など、いくつかの賞を受賞している。 |
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