ロードショー ROADSHOW 2023 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『生きる LIVING 』 LIVING 2023年3月31日(金)から全国東宝系で公開 |
---|
|
■黒澤明監督が志村喬主演で撮った1950年代の代表作『生きる』を、イギリスを舞台にノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本でリメイクした人間ドラマ。生ける屍のような日々を送る公務員の男性が、余命宣告を受けたことから残り少ない命と向き合い、最後の生きがいを見出す姿が描かれる。主演は英国のベテラン、ビル・ナイ。監督は南アフリカ出身のオリヴァー・ハーマナス。 監督:オリヴァー・ハーマナス |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『トリとロキタ 』 TORI ET LOKITA 2023年3月31日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館/渋谷シネクイントほか全国順次公開 |
---|
|
■難民船の上で出会い、固く結ばれたニセの姉弟ロキタとトリ。借金返済と祖国の母への送金のために、少女ロキタは少年トリとともにドラッグの運び屋をし、さらに正体不明の闇の世界に手を染めてゆく。『ロゼッタ』をはじめ子どもたちに寄り添った秀作を送り続けるダルデンヌ兄弟監督が、祖国を離れ異国の地で危なげに生きる少年少女を描いている。カンヌ映画祭75周年記念大賞受賞作。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『メグレと若い女の死 』 MAIGRET 2023年3月17日(金)から新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 |
---|
|
■パリの広場で発見された若い女性の刺殺死体。鋭い洞察力を発揮する担当刑事、メグレ警視が事件の真相と本質に迫り、背景にある社会的な問題も暴いてゆくミステリー作品。古典的名作「メグレ警視シリーズ」の原作のまま、50年代のレトロなタッチで描いたのは、シムノン作品は『仕立て屋の恋』につづきこれが2作目のパトリス・ルコント監督。ジェラール・ドパルデューがイメージに近いメグレ警視を演じている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『コンペティション』 COMPETENCIA OFICIAL(OFFICIAL COMPETITION) 2023年3月17日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿シネマカリテほか全国公開 |
---|
|
■名声を残そうと富豪の道楽で始まった映画製作。世界有数の映画監督と人気俳優、実力派俳優が招集され、用意されたのはノーベル賞受賞小説。監督と俳優のエゴイズムがぶつかり合う破天荒なリハーサル風景、そして意外な結末を描いたシニカルなヒューマン・コメディ。『ル・コルビュジェの家』の映画監督コンビ、G・ドゥプラットとM・コーンが、自国アルゼンチンからベテランのオスカル・マルチネス、スペインから人気俳優ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラスを招いて撮影している。 監督:ガストン・ドゥプラット/マリアノ・コーン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『The Son/息子』 The Son 2023年3月17日(金)から日比谷・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
|
■両親の離婚が原因なのか。心に闇を抱え社会に適応できない息子と、息子と新しい家族とのはざまに立ち苦悩する父親。袋小路にはまった家族の姿を描いたのは、緻密な演出で認知症の父を描き注目された『ファーザー』のフロリアン・ゼレール監督。劇作家でもある彼の自作戯曲を、ベテラン脚本家クリストファー・ハンプトンとともに脚本化し映画化した。監督2作目。また主演を買って出たヒュー・ジャックマンが制作総指揮し、彼の父親役を『ファーザー』のアンソニー・ホプキンスが演じている。 監督/共同脚本/原作戯曲:フロリアン・ゼレール |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『赦し』 DECEMBER 2023年3月18日(土)から渋谷・ユーロスペースほか全国順次公開 |
---|
|
■7年前に重刑の判決が下りたクラスメート殺人事件に再審の機会が与えられ、召喚される被害者の両親。事件後に離婚しそれぞれの道を歩む元夫婦をふたたび襲う悲しみ、怒りが複雑にからみ葛藤する姿と、加害少女との対峙を描いた人間ドラマ。2011年に来日し日本で活動するインド系監督、アンシュル・チョウハンがメガホンを取っている。両親役は尚玄とMEGUMI。個性派の松浦りょうが加害者少女を演じている。 監督:アンシュル・チョウハン
脚本:ランド・コルター |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』 MAIJA ISOLA 2023年3月3日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿シネマカリテ/YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開 |
---|
© 2021 Greenlit Productions and New Docs |
■カーテン生地などのファブリック製品を中心に洋服から日用品まで、色鮮やかな色彩と個性的なデザインで世界に進出したフィンランドのファッションブランド「マリメッコ」。その顔となったデザイナー、マイヤ・イソラの自由奔放な放浪の人生を追ったドキュメンタリー。旅先から娘のクリスティーナに送った手紙、クリスティーナ本人による回想、日記やアーカイブ映像などで生きざま、創作のヒントやインスピレーションの源、あるいはマリメッコのオーナーであるアルミ・ラティアとの確執などを追ってゆく。監督は長編ドキュメンタリー2作目のレーナ・キルぺライネン。マイヤ・イソラのファブリックには子どものころから親しんできたという。 監督/脚本:レーナ・キルペライネン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『エッフェル塔~創造者の愛~』 EIFFEL 2023年3月3日(金)から新宿武蔵野館/シネスイッチ銀座/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開 |
---|
|
■世界有数の観光地フランス・パリのシンボルとして、セーヌ川のほとりにそびえ立つエッフェル塔。100年以上経ったいまも変わらない姿を見せるあの鉄の塔には、いったいどんなドラマが隠されているのか。生みの親ギュスターヴ・エッフェルの知られざる人物像と若き日の激しい恋を、想像もめぐらせながら描いた人間ドラマ。ロマン・デュリスの相手役として、Netflixの人気シリーズ「セックス・エデュケーション」で注目のエマ・マッキーが抜擢。そしてブルブロン監督は本邦初登場。 監督:マルタン・ブルブロン 脚本:カロリーヌ・ボングラン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『逆転のトライアングル』 TRIANGLE OF SADNESS 2023年2月23日(木・祝)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■さまざまなセレブが集う豪華客船が難破。数名が生きて無人島にたどり着くと、そこでリーダーとなるのは裕福な者ではなく、生きるすべを知っている意外な人物だった。シニカルな語り口が持ち味のオストルンド監督は、今回も格差社会を皮肉たっぷりに描き、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』につづいて2作連続でカンヌ映画祭の最高賞パルムドールを受賞。また主要人物のひとりヤヤ役を好演したチャールビ・ディーンは公開間もない昨年8月、32歳の若さで他界している。 監督/脚本:リューベン・オストルンド |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ワ―ス 命の値段』 WORTH 2023年2月23日(木・祝)からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
|
■2001年9月11日の同時多発テロ発生直後に、犠牲者および遺族のために米政府が立ち上げた救済基金。その分配をめぐり基金の責任者となった数字のエキスパートと、受給当事者たちとのあいだに生まれた亀裂およびその顛末を描いた社会派ヒューマンドラマ。実在の弁護士ケン・ファインバーグの回顧録をもとに、『スポットライト 世紀のスクープ』『それでも夜は明ける』のスタッフ、新進のサラ・コランジェロ監督が手がけている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『エンパイア・オブ・ライト』 EMPIRE OF LIGHT 2023年2月23日(木・祝)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■1980年代初頭。イギリスのとある町の歴史ある映画館を舞台に、そこで働く人々の人間模様、上司と従業員の主従関係、そして古参の女性マネージャーと新入り男性の恋愛関係などを描いた人間ドラマ。脚本はサム・メンデス監督自身が、みずからの青春期をふり返りながらコロナ下に書き上げた。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『別れる決心』 헤어질 결심(DECISION TO LEAVE) 2023年2月17日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■不審な死を調べるうちに、重要参考人である女性に心を奪われのめり込んでゆく刑事。恋と使命の板挟みとなって苦悩する、仕事熱心で生真面目な男をミステリーで描く愛のドラマ。『オールドボーイ』や「お嬢さん』のカンヌ映画祭の常連パク・チャヌクが同映画祭で監督賞を受賞。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『コンパートメント No.6』 HYTTI NRO 6(COMPARTMENT NUMBER 6) 2023年2月10日(金)から新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
---|
|
■モスクワからロシア北端の町までの長距離寝台列車で、粗野な男と同室になった女性の困惑、葛藤を経て心をかよわせてゆく様子を描いた愛の物語。『オリ・マキの人生で最も幸せな日』のユホ・クオスマネン監督が、原作を大きく翻案して映画化した。第74回カンヌ映画祭で次席のグランプリを獲得。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『対峙』 MASS 2023年2月10日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか公開 |
---|
|
■6年前に高校の校内で起きた銃乱射事件の被害者と加害者の両親が、初めて顔を合わせて対峙するスリリングな対話劇。俳優としてキャリアを重ねてきたフラン・クランツが、実際に起きた事件やいくつかのリポートに衝撃を受け、みずから脚本を書いた監督デビュー作。映画やテレビ、演劇界で活躍する4人の俳優のコラボも見どころ。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『すべてうまくいきますように』 TOUT S'EST BIEN PASSE 2023年2月3日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館/渋谷・Bunkamuraほか公開 |
---|
|
■脳卒中で体が不自由になり安楽死を望む父と、戸惑いながらも父の幸せを模索する娘たち。安楽死が条件つきで認めらているスイスの隣国フランスを舞台に、ユーモアも交えて描いたオゾン監督最新作。原作者のエマニュエル・ベルンエイムはオゾン作品の共同脚本家として監督と旧知の仲だったが、自身の体験を書いた本作を残し癌で他界している。そのエマニュエル役を演じるのは、オゾンと初共働のフランスの国民的人気者ソフィー・マルソー。共演はアンドレ・デュソリエ、シャーロット・ランプリング。 監督/脚本:フランソワ・オゾン 原作:エマニュエル・ベルンエイム |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『イニシェリン島の精霊』 THE BASHEES OF INISHERIN 2023年1月27日(金)から日比谷・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
|
■評判を呼んだ衝撃作『スリー・ビルボード』から5年。マーティン・マクドナー監督の新作は、舞台をアメリカから彼のルーツであるアイルランドに移しての人間ドラマ。長年の親友と思っていた老境の男から、ある日突然絶交を告げられ途方に暮れる主人公。その戸惑いと葛藤と怒り、さらにはふたりの壮絶な戦いに至る不条理なできごとを、設定に似たアイルランドの島々でロケ撮影した。ふたりの男ファレルとグリーソン、主人公の妹役ケリー・コンドンら地元アイルランド出身の俳優陣が演じている。今回もマクドナー監督の書下ろし脚本。 監督/脚本:マーティン・マクドナー |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ヒトラーのための虐殺会議』 DIE WANNSEEKONFERENZ(THE CONFERENCE) 2023年1月20日(金)から新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ有楽町/YEBISU GARDN CINEMAほか全国順次公開 |
---|
|
■ナチス・ドイツによるユダヤ人絶滅作戦――。戦後明らかになってゆく「ユダヤ人問題の最終解決」とはどのようなもので、いかにして進められたのか。「ヴァンゼ―会議」と呼ばれるカンファレンスの全貌を描いた歴史映画。地元ドイツでおもにテレビ映画を手がけてきたマッティ・ゲショネック監督がメガホンをとり、ドイツやオーストリアの名優たちが確かな演技で見せてくれる。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』 SHE SAID 2023年1月13日(金)からTOHOシネマズ 日比谷/渋谷・ホワイト・シネクイントほか全国公開 |
---|
|
■世界を震撼させ、性犯罪告発運動「#MeToo」のきっかけとなったハリウッドのハーヴェイ・ワインスタイン事件。ピューリッツア賞を受賞した米ニューヨーク・タイムズ紙の女性記者ふたりのスクープが回顧録となり、ハリウッドで映画化された。監督は『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』のマリア・シュラーダー、脚本は『イーダ』や『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』のレベッカ・レンキェヴィチと女性陣で固められている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』 ENNIO 2023年1月13日(金)からTOHOシネマズ シャンテ/渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 |
---|
写真下:モリコーネ(左)とジュゼッペ・トルナトーレ監督 |
■500以上の映画およびテレビのための作品を残し、2020年に91歳で他界したイタリアの音楽家、エンニオ・モリコーネの全貌をとらえたドキュメンタリー。『ニュー・シネマ・パラダイス』以来協働し続けたジュゼッペ・トルナトーレ監督が2016年にカメラを回しはじめ、モリコーネと交流のあった多彩な関係者へのインタビューも交えて構成した入魂の一作。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『恋のいばら』 KOINO IBARA 2023年1月6日(金)からTOHOシネマズ 日比谷/渋谷シネクイントほか全国公開 |
---|
|
■わかれた恋人から自分の画像を取り戻したい一心で、元カレの現在の恋人にまとわりつく若い女性。元カノ、今カノふたりの女性はいつしか情報を共有し合うようになり、不思議な三角関係が築かれてゆくミステリアスでコミカルなラブストーリー。監督は『女子高生に殺されたい』などの城定秀夫。今泉力哉監督とのコンビも多い脚本家の澤井香織が、城定とともにひとひねりした脚本を書いている。
|
---|
ロードショー ROADSHOW 2022 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『MEN 同じ顔の男たち』 MEN 2022年12月9日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■夫の衝撃の死に直面しそのトラウマを癒そうと滞在したカントリーハウスで、おなじ顔の男たちが現われて女性を恐怖に陥れるホラーサスペンス。『ザ・ビーチ』の原作者にして『わたしを離さないで』ほかの脚本家、『エクス・マキナ』で監督デビューしたアレックス・ガーランドがみずから書きメガホンをとった最新作。主演は『ワイルド・ローズ』「彼女たちの革命前夜』のジェシー・バックリー。共演のロリー・キニアの怪優ぶりも見どころ。 監督/脚本:アレックス・ガーランド |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『あのこと』 L'EVENEMENT(HAPPENING) 2022年12月2日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 |
---|
|
■成績優秀で前途洋々の女子大生が、ある日まさかの妊娠。中絶は刑務所送りを免れない60年代フランスを時代背景に、絶体絶命の窮地に追い込まれる主人公を描いてヴェネチア映画祭の最高賞金獅子賞を受賞したのは、脚本家として活躍しこれが長編監督2作目のオードレイ・ディヴァン監督。ことしノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノーの原作としても話題を集めている。 監督/共同脚本:オードレイ・ディヴァン 共同脚本:マルシア・ロマーノ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『グリーン・ナイト』 THE GREEN KNIGHT 2022年11月25日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
All Rights Reserved |
■「緑の騎士」から持ち掛けられた〝首切りゲーム〟に応じたことから、窮地に追い込まれる青年ガウェインの試練の旅を描いたダークファンタジー。「指輪物語」のJ・R・R・トールキンの現代語版で知られる作者不詳の14世紀の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」を、デヴィッド・ロウリー監督が翻案して映画化した。主役は『LION/ライオン~25年目のただいま~』のデヴ・パテル。共演はアリシア・ヴィキャンデル、そしてアントワン・フークア監督の活劇版『キング・アーサー』(04年)ではガウェイン役だったジョエル・エドガートンも出演している。A24製作初の本格的ファンタジー。 監督/脚本:デヴィッド・ロウリー |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ザ・メニュー』 THE MENU 2022年11月18日(金)からTOHOシネマズ 日本橋/TOHOシネマズ 日比谷/新宿バルト9ほか全国公開 |
---|
|
■世界でいちばん予約がとれないレストランの切符を首尾よくゲットして、鼻高々に店を訪れる客たち。だが待ち受けていたのは…。レイフ・ファインズ演じるオーナーシェフが次々と異様な趣向を凝らして料理を出してゆくホラー・サスペンス。売れっ子女優のアニャ・テイラー=ジョイらが演じる客たちの群集劇にもなっている。メガホンをとるマーク・マイロッド監督はじめ、HBO製作のテレビシリーズ「メディア王~華麗なる一族~」製作陣の多くが参入。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ザリガニの鳴くところ』 WHERE THE CRAWDADS SING 2022年11月18日(金)からTOHOシネマズ 日本橋/TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■両親に捨てられひとり湿地帯に暮らす少女にある日、殺人容疑がかけられる。事件の真相を探るなかで明らかになってくる生い立ちと、ある青年との初恋。動物学者のディーリア・オーエンズが書き世界的ベストセラーとなっている同名小説を、新進のオリヴィア・ニューマンが監督。原作の発見者と言っていい女優でプロデューサーのリース・ウィザースプーンが製作を担当しているほか、主役に抜擢された英国の新星デイジー・エドガー=ジョーンズ、そしてテイラー・スウィフトが書き下ろしたオリジナル・ソングも話題だ。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ミセス・ハリス、パリへ行く』 MRS. HARRIS GOES TO PARIS 2022年11月18日(金)からTOHOシネマズ シャンテ/渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開 |
---|
|
■家では家事、外では家政婦として働きづめだった女性が、人生の転機を境に夢のドレスを求めて憧れのパリの地を踏む様子をユーモアで描いた人間ドラマ。「ポセイドン・アドベンチャー」などの米国の人気作家ポール・ギャリコの「ハリスおばさん」シリーズを、長編3作目のアンソニー・ファビアンがみずから脚本に加わり映画化。主演は英国のベテラン、レスリー・マンヴィル。共演はフランス勢のイザベル・ユペール、ランベール・ウィルソンら。クリスチャン・ディオールが全面的に協力している。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』 PERSIAN LESSONS 2022年11月11日(金)からkino cinéma横浜みなとみらい/kino cinéma立川髙島屋S.C.館/kino cinéma天神ほか全国順次公開 |
---|
|
■ペルシャ人に成りすましたことで銃殺から逃れたユダヤ人青年が、生き延びたい一心でニセのペルシャ語をナチス将校に教えて命拾いしてゆく様子を、スリリングに描いた戦争映画。ドイツ人作家コールハーゼの短編小説を、ソ連時代にウクライナ難民としてヨーロッパに渡り、その後カナダで映画を学んだヴァディム・パールマン監督で映画化。主役は『BPM ビート・パー・ミニット』のナウエル・ペレーズ・ビスカヤート。 監督:ヴァディム・パールマン 脚本:イリヤ・ゾフィン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『窓辺にて』 BY THE WINDOW 2022年11月4日(金)からTOHOシネマズ 日比谷/テアトル新宿/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開 |
---|
|
■評判になったデビュー作を最後に小説家としての筆を折り、ひとりのライターとして生きる主人公。彼は妻の浮気を知りながら、一向に怒りの感情がわいてこない自分に戸惑いを感じている。そんな男を稲垣吾郎が演じている。稲垣との共働が決まったのちに彼のイメージを念頭において書き下ろした、今泉監督オリジナルのラブストーリー。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『パラレル・マザーズ』 MADRES PARALELAS(PARALLEL MOTHERS) 2022年11月3日(木・祝)からヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷・Bunkamuraル・シネマ/新宿シネマカリテほか公開 |
---|
|
■スペイン内戦中に連行されたまま帰らぬ人となった親族の遺骨探しをするなか妊娠し、赤ちゃん取り違えのアクシデントに巻き込まれてゆくひとりのフォトグラファー。予期せぬ出会いや波乱に満ちた人生の流れを描いたペドロ・アルモドバル監督最新作。彼のミューズ的存在ペネロペ・クルスがシングルマザーとなる写真家を演じている。 |
---|
|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ノベンバー』 NOVEMBER 2022年10月29日(土)からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 |
---|
|
■すべての物に魂が宿ると信じられる19世紀エストニアの寒村。11月=ノベンバーとなって死者の日を迎え、村の娘リーナは死んだ母親と再会する。その彼女が激しい恋心を抱いているのは青年ハンス、だが彼の思いはちがう娘のほうへと向かう。地元エストニアの人気小説をライナル・サルネット監督が自ら脚本化。土着信仰とキリスト教を交差させながら、白黒映像で美しく描いたダークファンタジー。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アフター・ヤン』 AFTER YANG 2022年10月21日(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国公開 |
---|
|
■アンドロイド(人型ロボット)やクローン人間が人びとの生活に溶け込む遠くない未来。家族の一員であり、ひとり娘の兄的な存在でもあるAIロボットが故障し修理に出したことから、彼が過去に見てきたもの、想定外の機能をもっていることなどが明かされてゆく。モダン建築の街を舞台にしたデビュー作『コロンバス』で注目された韓国出身のコゴダナ監督による長編2作目で、A・ワインスタイン作の短編小説を映画化。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ドライビング・バニー』 THE JUSTICE OF BUNNY KING 2022年9月30日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿シネマカリテほか全国公開 |
---|
|
■職もなく家もなく車の窓ふきで日銭を稼ぐ訳ありの中年女性バニー・キング。行政によって引き離されたふたりの子どもと暮らすのが唯一の望みだが、何をやってもうまくいかず大きな事件を引き起こしてしまう。アジア出身ニュージーランド在住の女性監督ゲイソーン・サヴァットが、共同原案と共同脚本も務めた長編初監督作品。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』 DOWNTON ABBEY: A NEW ERA 2022年9月30日(金)からTOHOシネマズ 日本橋/TOHOシネマズ 日比谷/TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開 |
---|
© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED. |
■1910年代~20年代の英ヨークシャー。時代の転換期にある貴族の館を舞台に、さまざまな人間模様を描いて人気を集めた大ヒット・ドラマシリーズの映画化第2弾。ハリウッドからの撮影隊の来訪がありにぎわいを見せる一方、長老バイオレット(マギー・スミス)に遺産が入り若き日の秘密を知ることに…。脚本は物語の生みの親ジュリアン・フェローズ、監督は『黄金のアデーレ 名画の帰還』のサイモン・カーティス。おなじみのメンツに加え仏エピソードのナタリー・バイらがゲスト出演している。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『渇きと偽り』 THE DRY 2022年9月23日(金)から新宿シネマカリテほか全国公開 |
---|
|
■友人の葬儀のために20年ぶりに戻った故郷で向き合うことになった過去と現在ふたつの事件。連邦警察で働く主人公が、青春の苦い思い出を掘り起こしながら事件の解明に立ち向かうサスペンスドラマ。オーストラリア発のベストセラー小説を、地元で活躍するコノリー監督がスター俳優エリック・バナ主演(共同製作も)で映画化。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『LAMB/ラム』 LAMB 2022年9月23日(金)から新宿ピカデリーほか全国公開 |
---|
|
■穏やかに暮らしつつも、どこか喪失感ただよう羊飼い夫婦にある日授けられる異形の贈りもの。ファンタジーかそれとも悪夢か。地元アイスランドの民話的要素を取り入れながら独自の世界観を創り出すのは、これが長編監督第1作の注目株ヴァルディミール・ヨハンソン。アリ・アッバシ監督(『ボーダー 二つの世界』)と現在共働中という脚本家、ショーンの参加も注目される。主演は「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパス。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『3つの鍵』 TRE PIANI 2022年9月16日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館/アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 |
---|
|
■ローマの高級住宅街のマンションに暮らす3組の家族。住人の乗用車が人身事故を起こし一角に突っ込んだのをきっかけに、問題を抱えるそれぞれの家族の日常が浮き彫りになってゆく。モレッティ監督は初めて既存の小説を映画化。原作では独立していた3つの物語を交差させ、5年後10年後を描きながら映画独自の問題提起を試みている。イタリアの人気俳優が多数出演していて、俳優でもある監督自身も頑迷な男を演じている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『川っぺりムコリッタ』 KAWAPPERI MUKORITTA 2022年9月16日(金)から新宿ピカデリー/角川シネマ有楽町/TOHOシネマズ日本橋ほか全国公開 |
---|
|
■身寄りがなく訳ありの青年が暮らすことになったのは、川辺に佇む築50年の長屋のようなアパート「ハイツムコリッタ」。似たような境遇のひとたちとの出会いが、壁をつくっていた青年の心を少しずつほぐしてゆく。『かもめ食堂』の荻上直子監督による『彼らが本気で編むときは』以来5年ぶりの新作 監督/脚本:荻上直子 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『デリシュ!』 DELICIEUX 2022年9月2日(金)から日比谷・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
FRANCE 3 CINÉMA―AUVERGNE-RHôNE-ALPES CINÉMA―ALTÉMIS PRODUCTIONS |
■時代の大きな転換期となったフランス革命前夜の1780年代、初めて「レストラン」というものを開店するに至った宮廷料理人の葛藤とその顛末を描いた人間ドラマ。脚本家として出発し長編映画監督はこれが7作目となるエリック・ベナール監督は、ミステリアスな話を盛り込みながら物語を展開してゆくが、綿密なリサーチのもとに想像も交えて生み出した料理の数々も見どころだ。主演は『オフィサー・アンド・スパイ』や『キャメラを止めるな!』のグレゴリー・ガドゥボワ、共演は『奇跡のひと マリーとマルグリット』のイザベル・カレ。 監督/共同脚本:エリック・ベナール 共同脚本:ニコラ・ブークリエフ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『スワンソング』 SWAN SONG 2022年8月26日(金)からシネスイッチ銀座/シネマート新宿/アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 |
---|
|
■残りの人生をうらぶれた老人ホームで過ごすひとりの老人。いまは世捨て人のようにして生きる彼にある遺言状が届いたことから、華やかだった過去を回顧しつつ、自分に課せられた最後の使命に向かってよろよろと歩き出すその年老いた男を怪優ウド・キアーが演じている。若い頃に故郷の町で目撃した忘れがたき実在の人物を、トッド・スティーブンス監督が映画化した。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『彼女のいない部屋』 SERRE MOI FORT(HOLD ME TIGHT) 2022年8月26日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 |
---|
|
■妻と夫とふたりの子ども4人家族の「ある喪失」を描いた人間ドラマ。物語をいったんバラバラに解体し、主人公のさまざまな想像力を動員しながら描いてゆくのは、監督としても活躍するフランスの性格俳優マチュー・アマルリック。クロディーヌ・ガレア作の戯曲を自ら脚本化して映画化した。主演はルクセンブルク出身、『ベルイマン島にて』などの注目株ヴィッキー・クリープス。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『みんなのヴァカンス』 A’ABORDAGE 2022年8月20日(土)から渋谷・ユーロスペースほか全国順次公開 |
---|
|
■小品『女っ気なし』と『やさしい人』の2作で映画ファンの心をつかんだギヨーム・ブラック監督の新作は、2017年の『7月の物語』に続きフランスが誇る演劇学校、国立高等演劇学校(CNSAD)の学生とのコラボレート作品。気のいい若者3人の夏のバカンスがみずみずしく描かれる。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』 A FELESÉGEM TORTENETE(THE STORY OF MY WIFE) 2022年8月12日(金)から新宿ピカデリー/シネスイッチ銀座ほか全国公開 |
---|
|
■「運命の女(ひと)」と出逢ったことから、制御不能の愛に溺れてゆくひとりの男の波乱の人生を描いたラブロマンス。『私の20世紀』(89年)でカンヌのカメラドール(新人監督賞)に輝いてから32年。制作数は少なく、本邦公開も『私の20世紀』とベルリン映画祭で金熊賞を受賞した『心と体と』(18年)のみというエニェディ監督だが、本作ではレア・セドゥというスター女優を迎え、語り口も滑らかにミラン・フストの原作を映画化している。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『映画はアリスから始まった』 BE NATURAL:THE UNTOLD STORY OF ALICE GUY-BLACHE 2022年7月22日(金)からアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 |
---|
公式サイト:http://www.pan-dora.co.jp/aliceguy/ |
■映画の誕生期にはじつはたくさんの女性監督がいて、なかでもその最初期から活躍して1000本もの映画を撮った女性がいた。しかも彼女は史上初の物語映画の作者であり監督だった。映画の歴史書で語られることのなかった女性監督アリス・ギイの足跡と仕事ぶり、そして映画史のなかに埋没した謎に迫るドキュメンタリー。これが長編初監督のグリーン監督はアリス本人の証言をもとに知られざる真実に迫り、それだけでなく消失寸前の貴重な資料や歴史的な映画作品もつぎつぎ掘り起こしてゆく。 監督:パメラ・B・グリーン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ボイリング・ポイント|沸騰』 BOILING POINT 2022年7月15日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館ほか全国公開 |
---|
|
■クリスマスシーズンの高級レストランを舞台に、家庭問題をこじらせて悩めるシェフらが織りなすてんやわんやの半日を、スピーディーに描いたアンサンブルドラマ。俳優出身でこれが長編映画2作目のフィリップ・バランティーニ監督は、ワンショットの短編を発展させて90分のドラマもワンカットで撮って見せた。 監督/脚本:フィリップ・バランティーニ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『魂のまなざし』 HELENE 2022年7月15日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 |
---|
|
■フィンランドの国民的画家とされるヘレン・シャルフベックのある一時期を切り取り、絵画への飽くなき追及と成功、およびひとりの年下男性への激しい思いにフォーカスして描いたヒューマンドラマ。監督は米国で映画を学び、MV制作などを経て長編映画に進出した地元フィンランド出身のアンティ・ヨキネン。ことしは画家の生誕160年の年にあたり、それを記念しての公開となる。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『戦争と女の顔』 DYLDA(BEANPOLE) 2022年7月15日(金)から新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 |
---|
|
■日本ではコミック版がベストセラーとなって大注目された従軍女性たちの証言集「戦争は女の顔をしていない」。ノーベル賞作家スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの代表作だが、本書に衝撃を受けたカンテミール・バラーゴフがオリジナル脚本を書き下ろして撮った監督デビュー作。鬼才アレクサンドル・ソクーロフの教えを受けたという弱冠30歳の超新星は、アカデミー賞国際長編映画賞ロシア代表に選ばれるなどさまざまな賞を受賞。第二次大戦後間もなくのソ連レニングラードを舞台に、心に傷を抱えたまま戦地から帰還したふたりの若い女性の生きざまが描かれる。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『キャメラを止めるな!』 COUPEZ!(FINAL CUT) 2022年7月15日(土)から日比谷・TOHOシネマズシャンテ/渋谷シネクイントほか全国公開 |
---|
|
■評判が評判を呼び大ヒットした超低予算映画『カメラを止めるな!』。「カメ止め」の愛称で社会現象にまでなった日本映画が、海を越えてフランスでリメイク。オリジナルをひと捻りした脚本を書きメガホンをとったのは、『アーティスト』でアカデミー賞を席巻したミシェル・アザナヴィシウス監督。ロマン・デュリス、ベレニス・ベジョら地元のスター俳優をキャスティングしているほか、オリジナル版で注目された竹原芳子も出演し、フレンチ風スラプスティック・コメディーとして楽しませてくれる。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『WANDA/ワンダ』 WANDA 2022年7月9日(土)から渋谷・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 |
---|
|
■夫から離縁され、生きる糧もなく、行きずりの男に頼って過ごす女。街をさまようなか、犯罪者と出会ったことから思いもよらない事件に巻き込まれてゆく。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『わたしは最悪。』 THE WORST PERSON IN THE WORLD 2022年7月1日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマ/ヒューマントラストシネマ有楽町/新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
---|
|
■優秀な成績を収めそのまま行けば安定路線に乗れるはずがそうはせず、男性とのつき合いにも迷いが生じて乗り換えてしまう。理想と現実、人生の転換期に立つひとりのアラサー女性を、『母の残像』『テルマ』のヨアキム・トリアー監督が故郷ノルウェー・オスロの街を舞台に描いた。主演のレナ―テ・レインスヴェのために書かれたという脚本。彼女はこの演技でカンヌ映画祭の女優賞を受賞。 監督/共同脚本:ヨアキム・トリアー 共同脚本:エスキル・フォクト |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『あなたの顔の前に』 당신 얼굴 앞에서(IN FRONT OF YOUR FACE) 2022年6月24日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿シネマカリテ/アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 |
---|
|
■異国アメリカに渡って久しい元女優がふるさと韓国に帰郷、妹や甥夫婦と再会し、幼いころの思い出の地も訪れる。突然の帰国の理由は何なのか。そのわけと心の機微を繊細にミステリアスに描いてゆく異才ホン・サンス監督最新作。多作で知られる同監督の26作目になるが、ベルリン国際映画祭銀熊賞(脚本賞)受賞の25作目『イントロダクション』と同時公開となる。 監督/脚本:ホン・サンス |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『母へ捧げる僕たちのアリア』 MES FRERES ET MOI 2022年6月24日(金)からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開 |
---|
|
■苦しい生活のなか、昏睡中の母を3人の兄とともに自宅で看病する少年。母と亡き父の思い出のオペラアリアを母に聞かせるのが日課になっているが、ほんもののオペラ歌手との出会いが、思いもよらなかった人生へと彼を導いてゆく。俳優と舞台演出の経験のあるヨアン・マンカ監督による長編映画デビュー作。 監督/脚本:ヨアン・マンカ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ベイビー・ブローカー』 BROKER 2022年6月24日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■赤ちゃんポストのある施設で働く青年と、その知り合いで借金に追われる男。ふたりの裏の顔は赤ん坊を内密裡に取引するブローカー。彼らの犯罪行為を追う刑事、心変わりして赤ん坊を取り戻そうとする母親らが交差して描かれるヒューマンドラマ。『万引き家族』がカンヌでパルムドール受賞後にフランスで『真実』を撮った是枝裕和監督が、こんどは韓国を舞台に韓国の俳優&スタッフでつくった韓国作品。ソン・ガンホやカン・ドンウォン、ぺ・ドゥナら、是枝監督旧知の日本でもおなじみの俳優が顔をそろえている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『PLAN 75』 2022年6月17日(金)から新宿ピカデリーほか全国公開 |
---|
|
■高齢化が進むなか政府が打ち出した対策は、75歳を境に自分の生死を選べる「PLAN 75」計画。選択を迫られ追い詰められる老人たちと、計画に携わる若者世代の心模様を描いた人間ドラマ。オムニバス作品『十年 Ten Years Japan』(2018年)内の同名短編『PLAN 75』をふくらませて初の長編に挑戦した早川千絵監督。本作はことし、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、カメラドール特別表彰を受けている。 監督/脚本:早川千絵 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ポーランドへ行った子どもたち』(ドキュメンタリー) 2022年6月18日(土)からポレポレ東中野ほか全国順次公開 |
---|
写真小上から:現在は廃墟となった受け入れ先の教会 /映像に残された当時の子どもたちのようす /子どもたちに教えていた生き証人の元教師 |
■朝鮮戦争のさなか、北朝鮮からポーランドに送り込まれた1500人もの戦争孤児たち。なにを目的に、そして子どもたちはどうなったのか? |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』 THE STORY OF FILM:A NEW GENERATION 2022年6月10日(金)から新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
---|
|
■映画が生まれて125年あまり。毎年数えきれない数の作品が製作されるなか、過去11年間につくられた映画を中心に、それ以前のものも加えた111作品で映像表現の発展、および映画のいまを示して見せる批評精神あふれるドキュメンタリー。つくったのは北アイルランド出身のドキュメンタリー作家マーク・カズンズ57歳。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』 FABIAN - GOING TO THE DOGS 2022年6月10日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 |
---|
|
■ナチスの影が忍び寄る混沌とした世相のベルリンを舞台に、人生の岐路に立つ作家志望の青年の迷える青春の日々を描いた人間ドラマ。
監督/共同脚本:ドミニク・グラフ 共同脚本:コンスタンティン・リープ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ニューオーダー』 NUEVO ORDEN(NEW ORDER) 2022年6月4日(土)から渋谷・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 |
---|
|
■貧富の差が人びとを断絶させるなか、貧民層の怒りが爆発して大暴動が勃発。秩序が崩壊し狂気が蔓延してゆく世界を、スリリングに描いた社会派サスペンス。監督と脚本は『或る終焉』などの衝撃作を連発してきたメキシコの気鋭ミシェル・フランコで、2020年(第77回)のヴェネチア映画祭銀獅子賞(審査員大賞)を受賞。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『オフィサー・アンド・スパイ』 J'ACCUSE(AN OFFICER AND SPY) 2022年6月3日(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
|
■反ユダヤ主義を背景に、国家ぐるみのスパイ冤罪事件に発展した「ドレフュス事件」の真相を掘り起こす歴史サスペンス。数々のスキャンダルにまみれながらも創作意欲の衰えない長老ロマン・ポランスキー監督の最新作で、ヴェネチア映画祭銀獅子賞(審査員大賞)やセザール賞監督賞ほかを受賞し、地元フランスで大ヒットした。『ゴーストライター』でポランスキー監督とコンビを組んだロバート・ハリスが原作を書き共同脚本も手がけている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『帰らない日曜日』 MOTHERING SUNDAY 2022年5月27日(金)から新宿ピカデリー/ヒューマントラストシネマ有楽町/シネ・リーブル池袋ほか全国公開 |
---|
|
■メイドから作家になった女性が、人生の転機となった大切な一日を自作の小説を通してふり返る愛のドラマ。英国のブッカー賞作家グレアム・スウィフトが、〝最良の創造的文学作品〟に授与されるホーソーンデン賞を受賞した「マザリング・サンデー」を、『バハールの涙』のエヴァ・ユッソン監督で映画化。注目の若手ライター、アリス・バーチが脚本を手がけている。 監督:エヴァ・ユッソン 脚本:アリス・バーチ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ハケンアニメ!』 HAKEN ANIME! 2022年5月20日(金)から全国公開 |
---|
|
■人気アニメ作家VS新人アニメ作家、視聴率を制するのはどちらの作品か。その覇権(ハケン)争いと、携わるひとたちの人間模様を描いた辻村深月の人気小説を、吉岡里帆×中村倫也共演で映画化。監督はCMやアニメ制作に関わってきた吉野耕平監督で、これが長編映画2作目となる。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~』 MILITARY WIVES 2022年5月20日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町、同渋谷/グランドサンシャイン池袋ほか全国順次公開 |
---|
|
■原題は「MILITARY WIVES」。基地で暮らす軍人の妻たちが、パートナーを戦地に送り出したあといかに結束して家庭をまもってゆくか。試行錯誤するなかで合唱団を結成して活動するようすを、笑いと涙で描いたコミカルなヒューマンドラマ。実際にあった話を『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ監督、クリスティン・スコット・トーマス×シャロン・ホーガンという英国のベテラン女優ふたりの共演で映画化。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『流浪の月』 RUROUNOTSUKI 2022年5月13日(金)から TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■15年前に世間を騒がせた女児誘拐事件。加害者の青年と成人した被害者の不思議な絆を描いたヒューマン・ミステリー。本屋大賞受賞の凪良ゆうのベストセラーを、『悪人』『怒り』の李相日監督が脚本化して映画化。『バーニング』や『パラサイト 半地下の家族』の韓国の撮影監督、ホン・ギョンピョが参加しているのも話題。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』 MY SALINGER YEAR 2022年5月6日(金)から新宿ピカデリー/渋谷・Bunkamuraル・シネマ/ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開 |
---|
|
■文豪たちの代理業務を多数手がける老舗出版エージェンシーに就職し、J.D.サリンジャー担当者のアシスタントをすることになった作家志望の若い女性。職場での日々と私生活を描いた青春物語。ジョアンナ・ラコフの自伝的小説を、彼女自身の助言を得ながらカナダのファラルドー監督が脚本化し映画化している。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『マイスモールランド』 2022年5月6日(金)から新宿ピカデリーほか全国公開 |
---|
|
■父、妹、弟とともに幼いころに日本に逃れ、埼玉の高校に通うクルド人のサーリャ。ある日、難民申請が却下され、無許可で働いていた父が収監、子どもたちも就労はおろか移動などさまざまな行動制限がかけられる。メガホンをとったのは、是枝裕和や西川美和ら日本を代表する映画人が在籍する「分福」の新鋭、川和田恵真監督。英国人と日本人のダブルという出自を生かし、みずから脚本も書いている。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『不都合な理想の夫婦』 THE NEST 2022年4月29日(金)からkino cinema横浜みなとみらい/立川高島屋S.C館/天神ほか全国順次公開 |
---|
|
■アメリカ在住の英国人の夫と米国人の妻、そして子どもたち。幸せに暮らしているように見えた一家だが、野心あふれる夫の主導で彼の古巣イギリスに移住することになり、そこからすべての歯車が狂いはじめる。プロデューサーで、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』の監督作のあるショーン・ダ―キンによる監督2作目。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』 BOTERO 2022年4月29日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開 |
---|
|
■ことし90歳。バリバリの現役にして美術史にその名を残す、画家で彫刻家のフェルナンド・ボテロの足跡を追った本格的ドキュメンタリー。キュレーターや大学などの美術関係者だけでなく、彼の芸術のよき理解者である子どもたち、そして本人提供の資料や証言で特徴的な作風の秘密に迫ってゆく。4月29日(金)から東京・渋谷を皮切りに名古屋、京都と巡回される「ボテロ展 ふくよかな魔法』とリンクした公開となる。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版』 BAD LUCK BANGING OR LOONY PORN 2022年4月23日(土)から渋谷・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 |
---|
|
■プライベートで楽しむために撮った夫婦のセックス動画がインターネットに流出。流出が止まらないなか教職を解かれるか否か、保護者会で糾弾される名門校の女性教師の一日を切り取ったブラックコメディ。長らくチャウシェスクの独裁政権に苦しんだルーマニア。ジュ―デ監督は国情や歴史も背景にすえながらシニカルに描いてゆく。 監督/脚本:ラドゥ・ジューデ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『パリ13区』 LES OLYMPIADES,PARIS 13E(PARIS,13TH DISTRICT) 2022年4月22日(金)から新宿ピカデリーほか全国公開 |
---|
|
■『リード・マイ・リップス』『真夜中のピアニスト』、あるいはカンヌを制した『ディーパンの闘い』など秀作を連発してきたフランス映画界の鬼才監督ジャック・オディアールが、セーヌ川の南に位置する13区を舞台に、パリのいまを危なっかしく生きる若者たちを描いた人間ドラマ。美しいモノクロ映像、そして『燃ゆる女の肖像』で注目されたセリーヌ・シアマら、ふたりの女性映画人が脚本で参加しているのも話題だ。 監督/共同脚本:ジャック・オディアール 共同脚本:セリーヌ・シアマ/レア・ミシウス |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ベルイマン島にて』 BERGMAN ISLAND 2022年4月22日(金)からシネスイッチ銀座ほか全国順次公開 |
---|
|
■新作創作のためのインスピレーションを得ようと、世界的名匠イングマール・ベルイマン監督ゆかりの地にやってきた映画監督カップル。年上のトニーが順調そうなのに対し行き詰まりを感じていたクリスは、単独で行動するうちに新たな出会いや発見に巡り合い視界が開けてくる。ベルイマン信者のひとり、ミア・ハンセン=ラヴの本邦未公開作をはさみ5年ぶりの公開作。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『メイド・イン・バングラデシュ』 MADE IN BANGLADESH 2022年4月16日(土)から神保町・岩波ホールほか全国順次公開 |
---|
|
■先進諸国が展開する格安ファッションに欠かせないサプライチェーン。その一端を担うバングラデシュの縫製工場で働く主人公は、搾取され貧困にあえぐなか労働組合をつくる権利に目覚めてゆく。実話をもとにコミカルなタッチも交えて描いたヒューマンドラマ。ニューヨーク大学で映画を学び、地元バングラデシュを拠点に活躍する女性監督ホセインが、脚本も書きメガホンをとっている。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』 BEYOND THE VISIBLE - HILMA AF KLINT 2022年4月9日(土)から渋谷・ユーロスペース ほか全国順次公開 |
---|
|
■近年「発見」され、抽象絵画の先駆者ではないかと再評価されているスウェーデンの画家、ヒルマ・アフ・クリントの知られざる生涯を追ったドキュメンタリー。美術史家やアーティストおよび親族、科学史家らにインタビューするなか、彼女の多大な功績に加え、美術史に埋もれざるを得なかったジェンダーの問題なども浮き彫りになってくる。監督はドイツ出身の女性シネアストでこれが長編デビューのハリナ・ディルシュカ。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』 DEUX 2022年4月8日(金)からシネスイッチ銀座 ほか全国順次公開 |
---|
|
■夢をかなえようと着々と将来の計画を立てる女性同士の老齢の恋人たち。ところがアクシデントが起き、家族がふたりの関係を知らなかったことから大きな障害が立ちはだかる。イタリア生まれの新星フィリッポ・メネゲッティ監督の長編デビュー作は、サスペンスタッチで深い愛を描いてゆく。フランスのセザール賞新人監督賞受賞。『ハンナ・アーレント』のドイツ女優バルバラ・スコヴァと、コメディ・フランセーズのマルティーヌ・シュヴァリエ、ふたりの大ベテランがW主演。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『親愛なる同志たちへ』 DEAR COMRADES ! 2022年4月8日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館 ほか全国順次公開 |
---|
|
■『暴走機関車』のロシアの名匠アンドレイ・コンチャロフスキ―。80歳を超えた長老が新作で描いたのは、ソ連時代の60年代初頭に多数の犠牲者を出した政府による民衆弾圧事件。主人公の女性はバリバリの体制側でいわばその番人だが、ひとり娘が事件に巻き込まれるなか身内の残忍性と隠ぺい体質を目の当たりにしてゆく。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『TITANE/チタン』 TITANE 2022年4月1日(金)から新宿バルト9/渋谷シネクイント ほか全国公開 |
---|
|
■子どものときに事故に遭い、頭のなかに金属のチタンを埋め込まれた女性。しだいに身体に異変をきたし、性格も狂暴となり事件を起こしてゆくなか、人生が破綻し孤独に生きる中年男性と出会う。生き血を求める女子を描いた、『RAW~少女のめざめ~』でセンセーショナルにデビューしたフランスの新鋭ジュリア・デュクルノーの長編第2作。昨年のカンヌ映画祭(第74回)で最高賞のパルムドールを受賞。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アネット』 ANNETTE 2022年4月1日(金)から渋谷・ユーロスペース/角川シネマ有楽町/アップリンク吉祥寺 ほか全国公開 |
---|
|
■ロンとラッセルのメイル兄弟によるポップロック・デュオ、スパークスが提供した音楽をもとに、フランス映画界きっての異才監督レオス・カラックスがはじめてロック・オペラに挑戦した。過激な話芸で人気を誇るスタンダップ・コメディアンがオペラの歌姫と恋に落ち、生まれてきた歌の天才少女を搾取してゆくという悪魔的なストーリー。少女の大半をパパペット(操り人形)が演じているのも話題だが、導入部ではカラックスの実の娘も登場する。第74回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『英雄の証明』 GHAHREMAN(A HERO) 2022年4月1日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマ/シネスイッチ銀座/新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
---|
|
■借金の滞納で服役中の男が、釈放中に拾った金貨を届け出たことから「英雄」として祭り上げられ、周囲やマスコミの偽善、SNSの暴力的な摘発に翻弄され自分を見失ってゆく。『別離』と『セールスマン』で2度のアカデミー賞外国語映画賞に輝くイランのアスガ-・ファルハディ監督が、理不尽な世界を描いた最新作。第74回カンヌ映画祭の2席にあたるグランプリを受賞。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』 CASTING BY 2022年4月2日(土)からシアター・イメージフォーラム ほか全国順次公開 |
---|
画像は仕事中の若き日(上2枚)とインタビューに応える晩年のドハティ(下) |
■監督のアシスタント的な存在として低く見られていたキャスティングの仕事を切り拓いて高め、作品の質向上にも貢献した伝説のキャスティング・ディレクター、マリオン・ドハティを追った映画ファン必見のドキュメンタリー。2011年の他界前に録られた晩年のインタビューのほか、後継者たちや彼女に見出された幾多の名優、名監督への取材およびアーカイヴを通し、ドハティの人物像を浮き彫りにしてゆく。掘り起こしたのはドキュメンタリー作家で製作者のトム・ドナヒュー。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ナイトメア・アリー』 NIGHTMARE ALLEY 2022年3月25日(金)から日比谷・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
公式サイト: https://searchlightpictures.jp/movie/nightmare_alley.htm |
■見世物小屋で読心術のカラクリを会得した男が、金持ち相手にのし上がっていく様子を描いた怪しげなノワール小説の映画化。『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞の4冠に輝いたギレルモ・デル・トロ監督の受賞第1作で(監督として)、エドマンド・グールディング監督がタイロン・パワー主演で撮った『悪魔が往く町』(1947年)のリメイク作品となる。 監督/脚本:ギレルモ・デル・トロ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ベルファスト』 BELFAST 2022年3月25日(金)からTOHOシネマズ シャンテ/渋谷シネクイントほか全国公開 |
---|
|
■宗教的な対立から国内紛争が激化する60年代北アイルランド。シェークスピア劇からハリウッド作品まで多才を発揮してきたケネス・ブラガーが、故郷ベルファストでの幼年期をノスタルジックに描いた自伝的作品。モノクロ映像美を強調したこだわりの作品になっている。 監督/脚本:ケネス・ブラナー 音楽:ヴァン・モリソン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『オートクチュール』 HAUTE COUTURE 2022年3月25日(金)から新宿ピカデリー/ヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国公開 |
---|
|
■実在するフランスの名門ファッションブランド、クリスチャン・ディオールを舞台に、まもなく引退するベテランのお針子と、彼女が目をかけた若い女性の人生を交差させて描いた人間ドラマ。監督と脚本はユダヤ系チュニジア人でパリ出身、本作が長編2作目となるシルヴィー・オハイヨン。ディオール一級クチュリエ―ルのジュスティーヌ・ヴィヴィアンが衣装の監修を務め、お針子のひとりとして出演もしている。 監督/脚本:シルヴィー・オハイヨン 衣装監修/出演:ジュスティーヌ・ヴィヴィアン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『二トラム/NITRAM』 NITRAM 2022年3月25日(金)から 新宿シネマカリテ/ヒューマントラストシネマ渋谷/ヒューマントラストシネマ有楽町/アップリンク吉祥寺ほか全国公開 |
---|
|
■1996年にオーストラリアのタスマニア島で実際に起きた大量殺人「ポートアーサー事件」を、ライフルを乱射した当事者、マーティン・ブライアントに焦点を当てて描いた実話物語。監督は地元オーストラリア出身のジャスティン・カーゼル。彼と『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』などで共働してきたショーン・グラントが脚本を書きおろしている。主人公役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズはカンヌ映画祭ほかで主演男優賞を受賞。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『林檎とポラロイド』 MIRA(APPLES) 2022年3月11日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館ほか全国順次公開 |
---|
|
■記憶喪失が広がるとある都市。バスで発見された男もまた記憶喪失と診断され、新しい自分探しのプログラムに参加させられる。彼はいったいだれなのか。過去を捨てて新しい自分を築けるのか。リチャード・リンクレーターやヨルゴス・ランティモスの助監督を務めたギリシャの新鋭、クリストフ・ニク監督による長編第一作。ヴェネチア映画祭でこの作品に出会った女優のケイト・ブランシェットが惚れ込み、エグゼクティブ・プロデューサーを買って出ている。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アンネ・フランクと旅する日記』 WHERE IS ANNE FRANK 2022年3月11日(金)から日比谷・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
公式サイト:https://happinet-phantom.com/anne/ |
■世界中で読まれてきたアンネ・フランクの「アンネの日記」をもとに、彼女がつくり出した架空の人物〝キティ〟が主人公となって動き出す新たな物語。
2008年の『戦場でワルツを』がアニメ作品として初めてオスカーの外国語映画賞にノミネートされ、脚光を浴びたイスラエル出身のアリ・フォルマン監督。同作品や『コングレス未来学会議』で共働したアニメ―ション監督のヨニ・グッドマンとふたたび手を組み、「アンネの日記」に新しい息吹を吹き込んでいる。 監督/脚本:アリ・フォルマン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『金の糸』 OKROS DZAPI(THE GOLDEN THREAD) 2022年2月26日(土)から神保町・岩波ホールほか全国順次公開 |
---|
|
■ジョージアの首都トビリシの旧市街を舞台に、ソ連時代の過去と向き合いながら執筆をつづける女性作家を描いた人間ドラマ。1928年生まれ、ジョージアを代表する長老女性監督ラナ・ゴゴべリゼが27年ぶりにメガホンを取り、自身の体験も交えて描いた入魂の新作。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ゴヤの名画と優しい泥棒』 THE DUKE 2022年2月25日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■地元イギリスおよび美術愛好家にはよく知られている名画盗難事件を、盗んだ当事者に焦点を当てて描いた人間ドラマ。『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督は奇想天外な展開を見せるこの事件の顛末を、ユーモアとペーソスで描いている。これが遺作となった。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『GAGARINE/ガガーリン』 GAGARINE 2022年2月25日(金)から新宿ピカデリーほか全国公開 |
---|
|
■ソ連の宇宙飛行士の名がつけられた仏パリ郊外の「ガガーリン団地」。2019年まで実在した大規模団地の解体を背景に、生まれ育った〝故郷〟の取り壊しに反対するひとりの黒人少年のリアルな感情と、宇宙飛行士への憧れというファンタジーを交差させて描いた青春映画。長編映画ははじめてという男女監督が共同でメガホンをとっている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『オペレーション・ミンスミートーナチを欺いた死体ー』 OPERATION MINCEMEAT 2022年2月18日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■第二次大戦のさなかに、連合国軍のイギリスがナチス・ドイツに対して打ち出した奇策「ミンスミート作戦」を、実行役のひとり英国諜報部のモンタギュー少佐を中心に描いた実話物語。コリン・ファースが少佐を演じ、「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督がメガホンをとっている。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ブルー・バイユー』 BLUE BAYOU 2022年2月11日(金・祝)から 日比谷・TOHOシネマズ シャンテ/渋谷・ホワイト・シネ・クイントほか全国公開 |
---|
|
■シングルマザーの女性と小さな家庭を築きつつあった韓国系の男性がある日、ふとしたことから出生国への強制送還を命じられる。長年アメリカ人として生きながら、理不尽な法律の壁に翻弄される男性とその一家を描いたヒューマンドラマ。俳優としてキャリアを積んだのちに監督の世界にも進出した韓国系アメリカ人、ジャスティン・チョンが監督、脚本、主演の三役を務めている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ちょっと思い出しただけ』 CHOTTO OMOIDASHITADAKE 2022年2月11日(金)からTOHOシネマズ日本橋/TOHOシネマズ日比谷/テアトル新宿ほか全国公開 |
---|
|
■タクシードライバーの女性とダンサーの男性。毎年めぐってくる男性の誕生日の一日を、6年間にわたって定点観察しながらさかのぼり描いてゆくラブスト―リー。ミュージシャンの尾崎世界観(クリープハイプ)が敬愛する映画監督、ジム・ジャームッシュの代表作に触発されて生まれた曲「ナイトオンザプラネット」をもとに、松居大悟監督が脚本を書き下ろした。池松壮亮と伊藤沙莉、いまを代表する魅力的なふたりの俳優が初共演を果たしている。
|
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『クレッシェンド 音楽の架け橋』 CRESCENDO 2022年1月28日(金)から新宿ピカデリー/ヒューマントラストシネマ有楽町/シネ・リーブル池袋ほか全国公開 |
---|
|
■敵対関係が激化する一方のパレスティナとイスラエルの若手演奏家を集めて、和平コンサートが実現できないかという企画が、世界的指揮者のもとに持ち込まれる。大御所ダニエル・バレンボイムらが組織した実在の和平オーケストラ、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団から着想されたというヒューマン音楽ドラマ。楽団内で生まれたひとつのラブストーリーが予想外の展開をもたらしてゆく。 監督/共同脚本:ドロール・ザハヴィ 共同脚本:ヨハネス・ロッター |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』 FRENCH DISPATCH OF THE LIBERTY,KANSAS EVENING SUN 2022年1月28日(金)から全国公開 |
---|
|
■個性派監督ウェス・アンダーソンが高校生のころに惹かれたという自国米国の雑誌、「ニューヨーカー」への思いにフレンチカルチャー愛をミックスし、独自の感性で描いてゆくマガジンの世界。 監督/脚本:ウェス・アンダーソン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ライダーズ・オブ・ジャスティス』 RIDERS OF JUSTICE 2022年1月21日(金)から新宿武蔵野館ほか全国公開 |
---|
|
■犯罪か単なる事故か? 多数の死傷者を生んだ列車事故に巻き込まれた軍人父娘と理数系のオタクたちが、事故の解明と復讐に向けて手を組むコミカルなサスペンス・アクション。監督と脚本は、ソーレン・クラーク=ヤコブセン監督の『ミフネ』や、スザンネ・ビア監督の『ある愛の風景』『アフター・ウェディング』ほかの脚本家で、『アダムズ・アップル』などを監督しているアナス・トマス・イェンセン。軍人を演じたマッツ・ミケルセンとは過去にも何度か共働しており、デンマークを代表する映画人ふたりがふたたび手を組んだ。 監督/脚本:アナス・トマス・イェンセン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『シルクロード.com――史上最大の闇サイト――』 SILK ROAD 2022年1月21日(金)から新宿バルト9ほか全国公開 |
---|
|
■司法の網の目をかいくぐりアマゾン級の闇サイトの構築を夢見る若者と、サイバー部署に異動させられたIT音痴捜査官による攻防。さまざまな犯罪に詳しいラッセル監督が、実際にあった話をもとにエンタメテイストも加味して描いたクライム・サスペンス。 監督/脚本:ティラー・ラッセル |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』 I’M YOUR MAN 2022年1月14日(金)から新宿ピカデリー/渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国公開 |
---|
|
■AIの開発が加速する、さほど遠くない未来。恋愛を遠ざけていたアラフォー女性が、ある取引から人型ロボットとお見合いをさせられ付き合いはじめる。 監督/共同脚本:マリア・シュラーダー 共同脚本:リーザ・ブルーメンベルグ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『スティルウォーター』 STILLWATER 2022年1月14日(金)から日比谷・TOHOシネマズシャンテ/渋谷シネクイントほか全国公開 |
---|
|
■留学中のフランスで殺人事件に巻き込まれ収監されている娘の事件の真相をさぐろうと、異国でひとり奮闘するアメリカ人男性を描いたサスペンス・タッチの人間ドラマ。マット・デイモンが寡黙な主人公を演じ、『扉をたたく人』や『スポットライト 世紀のスクープ』の脚本、監督で名を馳せたトム・マッカーシーが構想から10年がかりで完成させた。 監督/共同脚本:トム・マッカーシー |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ハウス・オブ・グッチ』 HOUSE OF GUCCI 2022年1月14日(金)からTOHOシネマズ日本橋/TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開 |
---|
|
■イタリアの老舗ファッションブランド、グッチの御曹司殺害事件および、経営をめぐるトラブルから崩壊してゆく一族の末路を描いた実話物語。サラ・ゲイ・フォーデンの原作本をもとに、大御所のリドリー・スコット監督で映画化。物語の中心人物をレディー・ガガが演じているほか、アダム・ドライヴァー、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジャレッド・レトらそうそうたるメンツが顔をそろえている。 監督:リドリー・スコット 脚本:ベッキー・ジョンストン/ロベルト・ベンティベーニャ |
---|
ロードショー ROADSHOW 2021 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『明け方の若者たち』 AKEGATANO WAKAMONOTACHI 2021年12月31日(金)から全国公開 |
---|
|
■ウェブ媒体で活躍するカツセマサヒコのデビュー小説を、十代から映画制作を続けてきた大学生監督の松本花奈が映画化。学生から社会人へと移る過渡期の青年を主人公に、年上の女性との恋と社会生活、夢と挫折が交差する人生のいっときが描かれる。 監督:松本花奈 脚本:小寺和久 原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」(幻冬舎文庫) |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』 EN HELT ALMINDELIG FAMILIE(A PERFECTLY NORMAL FAMILY) 2021年12月24日(金)から新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
---|
|
■親子四人、ごくふつうの生活を送る一家が、両親の離婚でとつぜん崩壊する。離婚の理由は父親のトランスジェンダー宣言だった。女優と並行して短編を制作してきたマル―・ライマン監督の長編第一作で、彼女自身の実体験が物語のベースになっている。 監督/脚本:マルー・ライマン 出演:カヤ・トフト・ローホルト/ミケル・ボー・フルスゴー/リーモア・ランテ/ニール・ランホルト |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ヴォイス・オブ・ラブ』 ALINE THE VOICE OF LOVE 2021年12月24日(金)からヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開 |
---|
![]() |
■カナダの歌姫セリーヌ・ディオンの生い立ちからデビュー、近年にいたるまでを描いた音楽仕立ての半生記。フランスのコメディエンヌで1997年の『カドリーユ』では初監督も果たしているヴァレリー・ルメルシェが、監督、脚本、主演の三役を務めている。本人と聞きまごうみごとな歌を吹き替えで聞かせているのは、オーディションで選ばれたヴィクトリア・シオ。 監督/共同脚本/ ヴァレリー・ルメルシエ 共同脚本:ブリジット・ビュク |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『世界で一番美しい少年』 THE MOST BEAUTIFUL BOY IN THE WORLD 2021年12月17日(金)からヒューマントラストシネマ渋谷/新宿シネマカリテほか全国順次公開 |
---|
|
■ヴィスコンティの『ベニスに死す』の主役に抜擢され、作品のアイコンになったことから美の象徴として偶像化され、とりわけ日本で人気の高かったビョルン・アンドレセン。50年前に狂騒を巻き起こした15歳の少年の当時とその後、そしていまを追った地元スウェーデン発、本人の心の深層に迫るドキュメンタリー。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『偶然と想像』 2021年12月17日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマほか全国公開 |
---|
第2話「扉は開けたままで」 第3話「もう一度」 |
■『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』と着実にキャリアを重ねてきた濱口竜介監督が初めて手掛けた短編集。「偶然」をテーマに3人の女性たちに起きる3つの物語が描かれてゆく。ことしのベルリン国際映画祭で審査員大賞にあたる銀熊賞を受賞。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『夜空に星のあるように』 POOR COW 2021年12月17日(金)から新宿武蔵野館ほか全国順次公開 |
---|
公式サイト:https://yozoranihoshi.com/ |
■80歳越えのいまも『わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』と問題作を連発し、カンヌ映画祭では2度のパルムドールに輝く名匠ケン・ローチ監督。その長編第1作が53年ぶりにリバイバル上映。社会構造の負のスパイラルから抜け出せず、ダメ男たちにすがるしかない若い女性を40代で早世したキャロル・ホワイトが好演し、売出し中だったテレンス・スタンプが共演している。ドノヴァンの曲を随所で使用。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ジャネット』 JEANNETTE, L'ENFANCE DE JEANNE D'ARC 『ジャンヌ』 JEANNE 2021年12月11日(土)から渋谷ユーロスペースほか二作品同時、全国順次公開 |
---|
![]() ![]() 『ジャネット』© 3B Productions ![]() 『ジャンヌ』© 3B Productions ![]() 『ジャンヌ』© 3B Productions |
■カール・ドライエルやブレッソンら数々の名匠が手がけてきた歴史上の人物、ジャンヌ・ダルクを『ユマニテ』の鬼才ブリュノ・デュモン監督が音楽劇という意表を突く形で映画化。幼年~少女期の『ジャネット』、異端審問にかけられる晩年までを描いた『ジャンヌ』の2部作になっている。19世紀のオルレアン生まれの作家シャルル・ペギーの著作がベースになっていて、『ジャネット』の劇中歌はそこから引用されているという。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ローラとふたりの兄』 LOLA ET SES FRERES 2021年12月10日(金)からヒューマントラストシネマ渋谷/新宿武蔵野館ほか全国順次公開 |
---|
|
■両親なきあと微妙に距離を保ちながらも支え合い、それぞれの幸せを求めて生きる3人の妹兄弟を描いたアットホームなヒューマンドラマ。フランスの人気女優リュディヴィーヌ・サニエが妹を演じ、ふだんはコミカルな役柄の多い役者らと共演している。監督は俳優でもあるジャン=ポール・ル―ヴ。前監督作『美しき人生のつくりかた』に続きふたたびダヴィド・フェンキノスと共同で脚本を書き、自身も長兄役で出演。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『悪なき殺人』 SEULES LES BETES(ONLY THE ANIMALS) 2021年12月3日(金)から新宿武蔵野館ほか全国順次公開/12月4日(土)からデジタル配信開始 |
---|
France 3 Cinema visa n° 150 076 |
■女性の失踪事件をきっかけに、登場人物5人の人生が視点を変えながら深堀されてゆくミステリアスな群像サスペンス。監督は『ハリー、見知らぬ友人』のドミニク・モル。モル監督とコンビを組むことの多い脚本家で監督のジル・マルシャンが、今回も共同脚本で参加している。ヴァレリア・ブルーニ・テデスキをはじめフランスの性格俳優をずらりとそろえ、東京国際映画祭では観客賞を受賞。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『天才ヴァイオリニストと消えた旋律』 THE SONG OF NAMES 2021年12月3日(金)から新宿ピカデリー/ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開 |
---|
|
■35年前、忽然と姿を消したひとりの青年ヴァイオリニスト。その行方と失踪の謎に迫る音楽ミステリー。日本でも著作が数冊出ている音楽ジャーナリスト、ノーマン・レブレヒトの小説を、『レッド・バイオリン』のフランソワ・ジラール監督で映画化。中年となった主人公ふたりをティム・ロスとクライヴ・オーウェンが演じている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『パーフェクト・ケア』 I CARE A LOT 2021年12月3日(金)から3週間限定全国公開 & デジタル配信開始 |
---|
|
■老人たちの老後の資金を狙った介護ビジネスの話。だが、狙った相手がヤバイ系だったことから、やってやられての攻防となるエンタメ犯罪コメディへと転じてゆく。悪徳後見人役のロザムンド・パイクが78回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。狙われる高齢者にダイアン・ウィースト、あぶない系の男は名わき役として欠かせないピーター・ディンクレイジ。脚本はJ.ブレイクソン監督自身が書いている。 監督/脚本: J・ブレイクソン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ダヴィンチは誰に微笑む』 THE SAVIOR FOR SALE 2021年11月26日(金)から日比谷・TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開 |
---|
公式サイト:https://gaga.ne.jp/last-davinci/ |
■アメリカ南部の一般家庭で見つかり10数万円で売買された絵画が、その後レオナルド・ダ・ヴィンチ最後の真筆「サルバドール・ムンディ」ではないかと論争となり、真偽が定まらないまま史上最高値の500億円超で落札されるまでの騒動を、ミステリアスに描いたアートドキュメンタリー。その顛末と真相の謎に迫るのは、フランスのドキュメンタリー作家でジャーナリストのアントワーヌ・ヴィトキーヌ。 ■SYNOPSIS■ 2007年、米国の美術商ロバート・サイモンはある宗教画を1175ドルで購入する。ダ・ヴィンチの模写らしきその絵を修復に出してみると絵画の下から別の筆跡が現われ真筆の疑いが。研究者の意見はさまざまだったが、2011年にロンドンのナショナル・ギャラリー「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」に新発見の真作として展示。2013年にロシアの新興財閥が1億2750億ドル(約157億円)で購入。2017年にはオークションに出され、史上最高額の4億5000万ドル(約510億円)で落札される。 ■ONEPOINT REVIEW■ ロシアの富豪が購入する際に代理人に数十億円中抜きされたり、最後の購入者と目されるサウジアラビア皇太子とフランス政府との裏取引的やり取りなど、ヤクザな話がいろいろ出てきて面白い。だがなかでもいちばん興味を引いたのは、クリスティーズが古典作品としてではなくて現代美術部門でオークションにかけた点だ。来歴を気にする古典ファンにではなく、現代美術愛好家に売ろうとする戦略はまさに功を奏するが、米国流にべたべた上塗りされて修復されたこの絵は、皮肉でも何でもなく現代美術そのものなのかも。(NORIKO YAMASHITA) 2021年11月23日 記 監督:アントワーヌ・ヴィトキーヌ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『茲山魚譜-チャサンオボ-』 자산어보 2021年11月19日(金)からシネマート新宿/シネマート心斎橋ほか全国順次公開 |
---|
公式サイト:https://chasan-obo.com/ |
■異教であるキリスト教を信仰したことから流刑に処された学者が、流刑先で島民と交流し、青年漁師から得た知識をもとに魚介類の名著「茲山魚譜」を著すまでを描いた歴史ドラマ。『王の男』や『金子文子と朴烈(パクヨル) 』のイ・ジュニク監督は、モノクロ映像で画づくりにこだわりを見せる一方、朗らかに生きる人びとを庶民目線でとらえて人間賛歌をうたっている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『フォーリング 50年間の想い出』 FALLING 2021年11月12日(金)からkino cinema横浜みなとみらい/kino cinema立川高島屋S.C.館ほか全国順次公開 |
---|
© 2020 PERCEVAL PRESS AND PERCEVAL PRESS INC. · A CANADA - UNITED KINGDOM CO-PRODUCTION |
■『グリーン・ブック』や『ロード・オブ・ザ・リング』の性格俳優ヴィゴ・モーテンセンが初監督のテーマに選んだのは、偏屈な父親との50年にわたる思い出と確執を描いた半自伝的な物語。監督に加えてランス・ヘンリクセンとのW主演、脚本、作曲と多才を発揮している。モーテンセンと関わりのあるデヴィッド・クローネンバーグも出演。 監督/脚本/音楽/出演:ヴィゴ・モーテンセン |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『皮膚を売った男』 THE MAN WHO SOLD HIS SKIN 2021年11月12日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマ/ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開 |
---|
FILM I VAST - ISTIQLAL FILMS- A.R.T - VOO & BE TV |
■恋人と引き離された上に自由を奪われたシリア人の男性が、現代アートの作家と出会い背中の皮膚を売る契約を交わす。物議を醸した実在のアート作品に刺激を受けたベン・ハニア監督が、難民問題をからませて書き下ろしたミステリータッチの人間ドラマ。物語のもとになったアート作品の作者ヴィム・デルボアも保険業者役で出演している。 監督/脚本:カウテール・ベン・ハニア |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ほんとうのピノッキオ』 PINOCCHIO 2021年11月5日(金)から日比谷・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開 |
---|
公式サイト:https://happinet-phantom.com/pinocchio/ |
■ウソをつくとお鼻が伸びるんだよ、という教訓的な話で知られる児童文学の名作。1940年につくられたディズニーのアニメ版がよく知られているが、オリジナルはどんなお話だったのか。原作の地元、イタリアの異才マッテオ・ガローネ監督がほんとうのピノッキオに迫った実写版。ベニーニが久々に登場して、らしさを見せている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アレックス STRAIGHT CUT』 IRREVERSIBLE STRAIGHT CUT 2021年10月29日(金) から 新宿武蔵野館ほか全国順次公開 |
---|
|
■パーティー帰りの深夜。一緒に出かけた恋人とは帰らずにひとり帰宅することになった女性アレックスは、人気のない地下道で暴漢に襲われ激しく痛めつけられる。それを知り動揺が収まらない恋人の復讐を、過剰な暴力で描いた衝撃の人間ドラマ。ノエ監督は時間を逆行させて描写した2002年のオリジナル『アレックス』を、時間軸に沿い『アレックス STRAIGHT CUT』として再構築。20年近くを経てふたたび世に問う。 *フロントページ「今週の注目のロードショー」紹介作品 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『スウィート・シング』 SWEET THING 2021年10月29日(金)からヒューマントラストシネマ渋谷/新宿シネマカリテ/アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 |
---|
ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:http://moviola.jp/sweetthing |
■妻に捨てられ酒びたりの父が強制入院。身を寄せた母のもとで少女と少年が遭遇するトラブルと逃避行を、NYインディーズシーンを代表するロックウェル監督がモノクロとカラーを混在させた映像で美しく描いた。主人公ふたりは監督の実の子どもたち。クルーもNY大大学院生を使うなどインディーズの本領を発揮するなか、ウィル・パットンという名優をからませることで瑞々しくもプロフェッショナルな作品になっている。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『MONOS 猿と呼ばれし者たち』 MONOS 2021年10月30日(土)から渋谷・シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開 |
---|
公式サイト:http://www.zaziefilms.com/monos/ |
■ひと里離れたところで訓練をおこない、“人質”の監視と世話をする少年少女兵たち。組織の管理のもと統率のとれた行動をとっているが、ある日アクシデントが起きてグループはバラバラになってゆく。大規模なゲリラ組織も生まれたコロンビアの内戦にインスパイアされ、同国の血を引くランデス監督がつくった衝撃の一作。 監督/共同脚本:アレハンドロ・ランデス 共同脚本:アレクシス・ドス・サントス |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『モーリタニアン 黒塗りの記録』 MAURITANIAN 2021年10月29日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開 |
---|
公式サイト:https://kuronuri-movie.com/ |
■9.11同時多発テロの首謀者のひとりとして拘束されたモーリタニア人の男性と、その弁護を買って出る人権弁護士の女性。黒塗りのまま出版されベストセラーとなった男性の手記をもとに、英国で映画化された実話物語だ。ジョディ・フォスターがゴールデングローブ賞の助演女優賞を受賞し、主演のT・ラヒムもノミネート。製作陣のひとりカンバーバッチも重要な役で出演している。監督はドキュメンタリーでキャリアを重ね、『ラストキング・オブ・スコットランド』の監督でもあるケヴィン・マクドナルド。 監督:ケヴィン・マクドナルド 原作:モハメドゥ・ウルド・スラヒ「グアンタナモ収容所 地獄からの手記」(河出書房新社) 出演:ジョディ・フォスター/ベネディクト・カンバ―バッチ/タハール・ラヒム/シャイリーン・ウッドリー/ザッカリー・リーヴァイ |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ビルド・ア・ガール』 HOW TO BUILD A GIRL 2021年10月22日(金)から新宿武蔵野館ほか全国公開 |
---|
Channel Four Television Corporation, 2019 公式サイト:https://buildagirl.jp/ |
■イケてない高校生活を送る少女がある日、文才を活かしてロック誌の花形ライターになるのだが…。“若気の至り”の悔恨を描いたホロ苦青春コメディ。『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のフェルドスタインが、自信と劣等感が背中合わせとなった主人公を自虐気味にコミカルに演じている。原作者モランの実話物語。 監督:コーキー・ギェドロイツ 脚本/原作:キャトリン・モラン「How To Build a Girl」 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『かそけきサンカヨウ』 2021年10月15日(金)からテアトル新宿ほか全国公開 |
---|
公式サイト:https://kasokeki-movie.com/ |
■幼いころに生き別れた母への思慕を抱きつづけながら父と暮らし、新しい母と妹を迎えるひとりの少女。同級生への淡い恋の芽生えなど、成長期の繊細な心の動きを描いた青春ドラマ。映画にもなった「ふがいない僕は空を見た」(山本周五郎賞受賞)の作家、窪美澄の短編を『愛がなんだ』の今泉力哉監督で映画化した。 監督/共同脚本:今泉力哉 共同脚本:澤井香織 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ザ・モール』 THE MOLE:UNDERCOVER IN NORTH KOREA 2021年10月15日(金)からシネマート新宿/シネマート心斎橋ほか全国順次公開 |
---|
公式サイト:https://themole-movie.com/ 写真上:ウルリク(右)とKFA会長アレハンドロ 写真下:ウルリク(右)とブリュガー監督 |
■元料理人の一般人の男性が北朝鮮に潜入し、同国がひた隠す武器密輸の闇取引の真相を暴いてゆく衝撃のドキュメンタリー。『誰がハマーショルドを殺したか』などのドキュメンタリー作家でジャーナリストのマッツ・ブリュガー監督が、潜入者の男性と手を組んで10年がかりで完成させた驚きの映像。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『TOVE/トーベ』 TOVE 2021年10月1日(金) から 新宿武蔵野館/渋谷・Bunkamuraル・シネマ/ヒューマントラストシネマ有楽町ほか |
---|
![]() |
■世界中で知られる摩訶不思議なキャラクター「ムーミン」。その生みの親であるトーべ・ヤンソンのアーティストとしての葛藤、自由奔放な生きざまにスポットを当てた伝記物語。バリルート監督と脚本家、ふたりの女性映画人が、世界に誇る地元フィンランド出身の女性アーティストの知られざる半生にフォーカスしてゆく。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『空白』 2021年9月23日(木・祝)から全国公開 |
---|
© 2021『空白』製作委員会 公式サイト:https://kuhaku-movie.com/ |
■気性が荒くキレやすく、周囲に波風を立てながら生きてきたシングルファーザーの男が、同居して育てるひとり娘を事故で失い、事故に関わるひとたちを不幸に巻き込んでゆく人間ドラマ。『新聞記者』や『パンケーキを毒見する』など問題作を連発して一石を投じてきた河村プロデューサーが今回組んだのは、脚本でも評価が高い『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督。古田新太と松坂桃李の共演も話題の一作。 監督/脚本:𠮷田恵輔 企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『クーリエ:最高機密の運び屋』 THE COURIER 2021年9月23日(木・祝)からTOHOシネマズ日比谷ほか |
---|
© 2020 IRONBARK, LLC. ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:https://www.courier-movie.jp/ |
■東西冷戦が深刻となり「キューバ危機」が勃発する1960年代前半。西側のスパイとしてリクルートされてソ連に送り込まれ、核戦争回避の一助となった英国人セールスマンを描いた実話物語。少ない資料をもとに企画立案したのは脚本家のトム・オコナー。演劇畑で活躍しS・ローナン主演の『追想』で映画監督デビューしたドミニク・クックがメガホンをとっている。そして、彼と仕事経験のあるカンバーバッチが主人公を演じた。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アイダよ、何処へ?』 QUO VADIS, AIDA? 2021年9月17日(金)から渋谷・Bunkamuraル・シネマ/ヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館ほか |
---|
公式サイト:https://aida-movie.com/ |
■ボスニア紛争の爪痕を描いた『サラエボの花』と『サラエボ、希望の街角』で注目されたヤスミラ・ジュバニッチ監督の新作は、内戦末期に起きた大虐殺を、国連軍の通訳をする女性を主人公に描いた緊迫感あふれる一作。オスカーの国際長編映画賞候補作。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『アナザーラウンド』 DRUK(ANOTHER ROUND) 2021年9月3日(金)から新宿武蔵野館/ヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷シネクイントほか |
---|
公式サイト:https://anotherround-movie.com/ |
■職場でも家庭でも行き場を失いふさぎがちな主人公が、教師仲間3人とアルコールに関する「実験」を敢行。血中アルコール濃度を0.05パーセントに保つと仕事の効率が上がるというある理論から、それを証明するために4人は職場=学校での飲酒を実行する。『偽りなき者』のヴィンターベア監督がふたたびミケルセンと組んだホロ苦ドラマ。アカデミー賞の国際長編映画賞をはじめ多数の映画賞を受賞。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『テーラー 人生の仕立て屋』 RAFTIS(TAILOR) 2021年9月3日(金)から新宿ピカデリー/角川シネマ有楽町/ヒューマントラストシネマ渋谷ほか |
---|
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/tailor/ |
■時代遅れになリ客足の遠のいた高級テーラーの二代目が、追い込まれた末に始めたウェディングドレスの仕立てで苦境を乗り越えようとする人間ドラマ。女性監督ソニア・リザ・ケンターマンの長編第1作で、地元ギリシャやイタリアほかで多数の映画賞受賞。 監督/共同脚本:ソニア・リザ・ケンターマン 共同脚本:トレイシー・サンダーランド |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『ホロコーストの罪人』 DEN STORSTE FORBRYTELSEN(BETRAYED) 2021年8月27日(金)から新宿武蔵野館ほか |
---|
ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:https://holocaust-zainin.com/ |
■ナチス・ドイツに加担した自国の罪を、あるユダヤ人家族の受難にフォーカスして描いた人間ドラマ。地元ノルウェーの女性ジャーナリスト、マルテ・ミシュレのノンフィクションを、若手監督スヴェンソンが『トム・オブ・フィンランド』などのオフテブロ主演で映画化した。 |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~』 RESISTANCE 2021年8月27日(金)から日比谷・TOHOシネマズ シャンテほか |
---|
公式サイト:http://resistance-movie.jp/ |
■独自のアート世界を築いた〝パントマイムの神様〟マルセル・マルソーの、若き日の生きざまを描いたヒューマンドラマ。ナチス侵攻後の仏国ヴィシー政権下でレジスタンスに加わり、親を殺害された多くのユダヤ人の子どもたちを救い出した実話を、いずれもユダヤ系のヤクボウィッツ監督とジェシー・アイゼンバーグ主演で描いている。 監督/脚本:ジョナタン・ヤクボウィッツ 出演:ジェシー・アイゼンバーグ/クレマンス・ポエジー/マティアス・シュヴァイクホファー/フェリックス・モアティ/ゲーザ・ルーリグ/カール・マルコヴィクス/ヴィカ・ケレケシュ/ベラ・ラムジー/エド・ハリス/エドガー・ラミレス |
---|
注目のロードショー ROADSHOW |
『スザンヌ、16歳』 SEIZE PRINTEMPS 2021年8月21日(土)から渋谷ユーロスペースほか |
---|
|
■クラスメートたちの会話は退屈でついてゆけない。おなじ年頃の男の子もなんだか…。多感な16歳の少女が春のある日、演劇公演のため街を訪れていた年の離れた青年と出会い恋に落ちる…。すい星のごとく現れたスザンヌ・ランドンという若き才能が、15歳のときに書いた脚本を自ら監督・主演という形で映画化した。共演は『BPMビート・パー・ミニット』のアルノー・ヴァロワ。 |
---|
■注目のロードショー アーカイヴス ROADSHOW ARCHIVES 『子供はわかってあげない』 ほか |
■今週の注目のロードショー PICK OF THIS WEEK 『TOVE/トーベ』TOVE |
■今週の扉 アーカイヴス PICK OF THE WEEK ARCHIVES 『ベルリン・アレクサンダー・プラッツ』 BERLIN ALEXANDERPLATZ |
■シネマカルチャー雑記帖~日々是好日 CinemaCulture JOURNAL |
映画ファンのための映画サイト シネマカルチャーdigital |
---|