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シネマカルチャー雑記帖~日々是好日 CinemaCulture JOURNAL NorikoYamashita ヤマシタノリコ |
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<2021年1月20日(水)> |
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<2021年1月1日(金)快晴> |
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<2021年1月1日(金)> |
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<2019年10月4日(土)雨のち晴れ> |
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<2019年8月24日(土)くもりのち晴れ> |
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<2019年6月30日(日)くもり/雨> |
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<2019年5月17日(金)晴れ> |
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<2019年5月1日(水)くもり> |
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<2019年4月28日(日)晴れ> |
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<2019年4月6日(土)晴れ> |
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<2019年3月30日(土)くもり> |
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<2019年3月29日(金)くもり> |
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<2019年3月28日(木)くもり> |
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<2019年3月27日(水)晴れ> |
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<2019年3月21日(木)くもり> |
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<2019年3月15日(金)晴れ> |
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<2019年3月7日(木)> |
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<2019年2月25日(月)晴れ> ➤昨日雑記帖に記したアカデミー賞予想、まずまずの結果でありました(結果はこちら)。唯一はずれた監督賞は対抗馬『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロン監督が受賞。アルフォンソ・クアローンと発音していましたね。プレゼンターを務めたのは昨年『シェイプ・オブ・ウォーター』で作品賞と監督賞を受賞したギルモア・デル・トロ監督。そうかそうか、そういえばふたりは同郷のメキシコ出身ですね。そうだったのか。民主党寄りが多くどちらかというとトランプ嫌いのハリウッド映画業界。この結果はメキシコとの国境に壁をつくろうと息巻くトランプに対する抵抗であり、ひとつのメッセージだったのかもしれない。『ROMA/ローマ』は監督賞、外国語映画賞、撮影賞の3部門での受賞。 それと結果的に作品賞は『グリーンブック』だったけれど、クイーン+アダム・ランバートのパフォーマンスで会場を盛り上げたり、最後まで『ボヘミアン・ラプソディ』との一騎打ち感は強かったのではないだろうか。 |
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<2019年2月24日(日)晴れ> ➤いよいよ明日はアカデミー賞の授賞式。その日を前にあらためて予想を書いておこう。ことしはわりと予想が簡単なように思えるから…なーんてね。 作品賞は『グリーンブック』対抗馬は『ボヘミアン・ラプソディ』。主演女優賞はオリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』対抗馬はグレン・クローズ『天才作家の妻-40年目の真実-』。主演男優賞はラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』対抗馬はクリスチャン・ベイル『バイス』。監督賞はヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』対抗馬はアルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』。助演女優賞はレジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』対抗馬はなし。助演男優賞はマハーシャラ・アリ『グリーンブック』対抗馬はサム・ロックウェル『バイス』。外国語映画賞は『ROMA/ローマ』(メキシコ)対抗馬は『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)。ざっとこんなところだが、いやあやっぱり予想って難しい。だってほかのひとが決めることだから。 ➤ちなみに筆者が候補のなかから独断で選ぶなら、つまりアカデミー会員として投票するとしたらだ。そんなことありえないけど…(笑)。作品賞は『グリーンブック』、主演女優賞はオリヴィア・コールマン、主演男優賞はラミ・マレックかヴィゴ・モーテンセン、監督賞はパヴェウ・パヴリコフスキー、助演女優賞はレジーナ・キング、助演男優賞はサム・ロックウェル…彼の馬鹿ブッシュはほんとうにソックリで可笑しかった、外国語映画賞は『COLD WAR あの歌、2つの心』。結果はいかに!楽しみ楽しみ。 |
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<2019年2月22日(金)晴れ> ➤スタイルはそれぞれ異なるが、見ごたえのあるドキュメンタリー映画をふたつ続けて観た。 ひとつは天才と称されながら2010年に自死によって40歳でこの世を去ったファッションデザイナー、リー・アレキサンダー・マクイーンの『マクイーン/モードの反逆児』(4月5日公開)。学校にもゆかず仕事をするでもなかった16歳の少年マクイーンは、母のすすめで仕立て職人の職に就く。それがすべての始まりだった。何者でもなかった青年がおどろくほどの勢いで上り詰めてゆく様子は驚異でしかないが、映画はどこにでもいそうな彼の陰に潜んでいた確かな天才を克明にとらえてゆく。幸運だけではなく人並み外れた才能に裏打ちされた成功を。だがぷっくりと太った、ごくふつうの青年だったマクイーンの最期は痛ましい。彼の才能をはじめて認めてくれたひとと不本意な形で死別し、絶対的な愛で包んでくれた最愛の母まで亡くし、行き場を失った果ての自決。 ➤もうひとつはジャズ・ピアニストの代名詞ビル・エヴァンスの『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』(4月27日公開)。こちらは50~60年代のジャズシーンをリードした音楽の天才。マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンら歴史に残るプレイヤーとの共演を経て、一世を風靡したピアノトリオを結成する。作曲家としても一流だったが、名曲のひとつ「ワルツ・フォー・デビイ」が可愛がっていた姪に捧げたものということを今回はじめて知った。てっきり恋人へのラブソングかと思っていたから。ジャズマンの多くがはまったドラッグに彼も飲み込まれ、家庭を崩壊させただけでなく死をも招く。享年51歳。「天才」そして「痛ましい死」がこのふたりの共通項であり、ともに短くも波乱の生涯だった。 |
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<2019年2月9日(土)曇りのち雪> ➤雑記帖さぼっているうちにもう2月中旬。一年のなかでもいちばん寒い季節に入り、きょうは全国的に雪もよう。 このあいだようやく『ROMA/ローマ』を観た。ということは…Netflixに加入したということ。まあとりあえずは1か月無料なので気軽に、とはいえ当分はネトフリ漬けになりそうなのがやや怖い。タブレットで寝る間際に観るのにちょうどいいのだ。だからますます睡眠不足になる。最初は仕方ないかしらね。 『ROMA/ローマ』はタブレットからグーグル・キャストで飛ばしてテレビ画面で観た。完全にそういう作品だった。白黒画像がとても美しく、小さな画面で観ると魅力が半減する。劇場で公開されるべき作品であり、そのことをいちばん心得ているはずのキュアロン監督はよく劇場での一般上映なしを許したものだと思う。 ストーリー的にどうという作品ではなかった。メキシコの都市で暮らす医者の一家とそこで働くお手伝いさんの日常が描かれ、そのお手伝いさんのひとりがアカデミー賞の主演女優賞候補になっているヤリツァ・アパリシオ。そして雇い主側の夫人が助演女優賞候補のマリーナ・デ・タビラという構図。なんの予備知識もなく観て、これはキュアロン監督の自伝的作品だったのかと観終わったあとに気づいた。主人公になついているペペという10歳くらいの一家の息子が出てくるが、キュアロン監督は1961年の生まれだから舞台となっている1971年にはちょうど10歳。ペペはキュアロン監督だったのか!なにか大層なことを発見したような気分。 |
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<2019年1月31日(木)曇り時々晴れ> ➤これだ!という作品にきのう出会った。こういう出会いがあるのを信じてこそ、来る日も来る日も映画を観つづけているのだ、きっと。ポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキ監督による『イーダ』(2013年)以来の新作『COLD WAR あの歌、2つの心』。ラブストーリー、という簡単な情報をもって臨んだところいきなり意表を突かれた。戦後間もなくのポーランドで民族音楽を採取する男女。ドキュメンタリー・タッチと言っていい出だしだが、やがて民族舞踊団を組織することになりタレント発掘のオーディションを行う。そこに応募してくるひとりの少女にスポットが当たり始めるあたりからラブストーリーの匂いがしてくる。演じるのはイーダにも歌手役で出ていた(らしい)ヨアンナ・クーリグ。レア・セドゥ系の素敵な女優さんだ。そして舞台はポーランドから東ベルリン、パリ、ユーゴスラビアへと移り、時間を経て深い愛の物語が熟成されてゆく。パヴリコフスキ監督は主人公たちと同じ名前の両親にこの映画を捧げている。もちろん内容自体は想像のたまもので、この豊かなイマジネーションにまず感服してしまう。本作もアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされているので、『イーダ』につづいて2作連続で受賞なるかにも注目したい。ちょっと先になるが6月28日(金)から全国順次公開される。 |
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<2019年1月28日(月)曇り> ➤アカデミー賞候補の一角『ビール・ストリートの恋人たち』が授賞式直前の2月22日(金)に公開される。一昨年、まだ無名だったときに発表された『ムーンライト』がいきなりオスカーの作品賞に輝き、脚光を浴びたバリー・ジェンキンス監督の受賞1作目。人種問題に鋭く切り込んだ黒人作家、ジェームズ・ボールドウィンの著作をジェンキンス自身が脚色したもので、白人ポリスのでっち上げから冤罪事件に巻き込まれ翻弄される若い黒人男女の物語だ。脚色賞にもノミネートされているが、脚本のせいなのかそれとも原作がそうなのか、『ムーンライト』同様に淡々としたある種スタイリッシュなタッチで描かれてゆく。同じようなテーマでもキャスリン・ビグロー監督の『デトロイト』みたいな激しさとはまたちがう、内に秘められた怒りと悲しみ。 |
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<2019年1月27日(日)快晴> ➤ミシェル・ルグランが亡くなった。昨年11月にはフランシス・レイも他界しており、フランスが誇る映画音楽の両雄が相ついで亡くなったことになる。偶然にもともに1932年の生まれ、享年86歳だった。またこのふたりは映画音楽のスコアを書いただけではなく優れた演奏家としても知られている。ルグランはジャズ・ピアニストとしてアルバムを何枚も出しており、そのジャズセンスはジャン=リュック・ゴダール監督の『女と男のいる舗道』や、ジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』などによく表れている。もともとアコーデオン奏者だったフランシス・レイは、エディット・ピアフに認められ彼女の伴奏者として世に出た。 忘れがたい曲ばかりだが、ルグランだとやはりドゥミの「シェルブールの雨傘」。すべてのセリフが歌になった特異で強烈なミュージカル映画だった。レイだとクロード・ルルーシュとの名コンビ「男と女」。ふたりがいなければドゥミやルルーシュの代表作は別ものになっていただろう。いや生まれていなかった。 |
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<2019年1月26日(土)曇り> |
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<2019年1月18日(金)快晴> ➤来月2月25日(月)(日本時間)に第91回アカデミー賞が発表される。来週早々にはノミネート発表もあるが、間違いなく有力候補になると思われるのが、すでにゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の作品賞と全体の助演男優賞を受賞している『グリーンブック』。そこに『ボヘミアン・ラプソディ』や『アリー/スター誕生』、アルフォンソ・キュアロン監督『ROMA/ローマ』などがからんできて熾烈なオスカー争いになりそうだ。それにしてもゴールデングローブ賞の部門分け、例年思うけれど今年ほど苦し紛れな年はなかったのではないか。音楽映画の『ボヘミアン・ラプソディ』と『アリー/スター誕生』がドラマ部門で、コミカルな面はあったにしても音楽映画ではなかった『グリーンブック』がコメディ/ミュージカル部門だなんて…。やれやれだ。 ➤『グリーンブック』はオスカーの行方がすでに決着ずみの3月1日(金)に本邦公開される。タイトルの“グリーンブック”が、1936年から1966年まで米国に存在した黒人専用の旅行ガイドブックということをこの映画で初めて知った。イタリア系の白人トニー・リップはナイトクラブの用心棒のような仕事で家族を養っているが、失職して黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリーのお抱え運転手になる。2か月の南部ツアーに出るのだがそのときに役立つのがこのガイドブック。ドクター・シャーリーは方々で丁重に歓迎されるけれど、それでも町によっては黒人の宿泊や飲食が許されない。だからグリーンブックに載っている黒人専用の施設を利用するのだ。時代背景は黒人の公民権が制定される2年前の1962年。トニーの実の息子だというニック・バレロンガが、父からしょっちゅう聞かされていた実話をまとめ、ピーター・ファレリー監督が面白おかしく人情味たっぷりに仕上げている。 |
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<2019年1月14日(月)快晴> ➤成人の日、だそうだ。成人の日が1月15日じゃないなんていまだになんだか…。この日をはるか昔に迎えた筆者は当時…なんの感慨もわかなかったです(笑) ➤もう何年も前のことになるが、映画評論家のKさんと雑談していたとき、当時すでにベストセラーだったミステリー小説「その女アレックス」を教えていただいた。さっそく読んだところこれがもう面白くて、3部作になっているカミーユ・ヴェル―ヴェン警部シリーズのほかの2冊「悲しみのイレーヌ」と「傷だらけのカミーユ」も当然読むことに。そして映画ファンとしては映画化を望むわけだが、これがいっこうに映画化される気配がない。と思っていたら原作者ピエール・ルメートルのほかの作品が先に映画化された。3月1日(金)の本邦公開が決まったフランス映画『天国でまた会おう』だ。ミステリーではなく、ゴンクール賞受賞の文芸作品。戦争に翻弄されるふたりの男の友情と生きざまを描いたファンタジックな作品で、監督のアルベール・デュポンテル自身が年上のおとこを、もうひとりの若いおとこを『BPM ビート・パー・ミニット』のナウエル・ペレーズ・ビスカヤート(名前長すぎて覚えられない!)が演じている。 |
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<2019年1月13日(日)快晴> ➤きのうの朝、窓のそとをなにげに見ていたら雪がちらほら舞ってきた。あとで知ったのだがことしの初雪だという。これってどんなふうに観測するのかしら…。ずっと空を見上げているはずもないし、どちらにしてもきっと超アナログな方法にちがいない?一転してきょうはふたたび快晴。 ➤先日、3月8日(金)公開の『ウトヤ島、7月22日』を見て不覚にも涙。エンディングロールのところで涙をふこうとしたら、逆にどっと涙があふれてしまった。泣いてるのはわたしだけ?そんなことはないだろう。けれど涙腺がゆるむポイントはひとそれぞれのようで、まえにたしかリリー・フランキー原作の『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』のときだったと思うが、近くに座っていた若い男性が号泣にちかい様子で泣いているのを見ておどろいたことがある。あっけにとられた。 ➤『ウトヤ島、7月22日』は2011年にノルウェーで起きた連続テロ事件を題材にした作品だ。第1の標的となった首都オスロの政府庁舎が爆破され8人が殺害されたあと、オスロから40キロ離れたウトヤ島が第2の標的となる。そこでサマーキャンプを張っていた十代の若者たちが1時間あまりにわたって銃を乱射され、69人が殺害されるという陰惨な事件だった。幼さの残るローティーンの少年少女たちもたくさん参加していた。彼らは労働党の青年部だそうで、こう聞くと知識のないわたしとしてはナチスの青年部ヒトラーユーゲントが一瞬頭をよぎったが、まったくそういうものではなかった。活発に議論を戦わせ交流を深めながら未来の政治家を育てようというリベラルな組織で、そんな芽を摘もうとした極右の男が犯人だった。ひとりで77人を殺したのだ。『ヒトラーに屈しなかった王』などの地元ノルウェーのエリック・ポッペ監督は、全体97分のうち72分をワンカットで撮るという手法をとった。生存者から話を聞いて構築したフィクション作品だ。 |
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<2019年1月11日(金)快晴> ➤2月1日(金)公開のアメリカ映画『フロントランナー』は、米合衆国大統領になっていたかもしれない男、民主党の上院議員ゲイリー・ハートが女性スキャンダルをスクープされて失墜してゆくお話。演じるのはヒュー・ジャックマン。スクープするのはマイアミ・ヘラルド紙、逃すのはワシントン・ポスト紙。政治の世界もマスコミの世界もまだまだ圧倒的男性社会の1988年の米国、ここに5人の女性が登場する。ハート議員に裏切られる妻、ハートの不倫相手、ハート陣営のスタッフ、ワシントン・ポスト紙の記者、そしてハートの娘。ワシントン・ポストが、政治の世界に女性スキャンダルを持ち込むなど三流タブロイド紙のやることというスタンスをとるなか、同紙の女性記者だけははっきりと異論をはさむ。脚本も共同で書いている原作者マット・バイは、ニューヨーク・タイムズ紙の元政治部長だったという。現在50歳だから作品が描かれている時代よりも少しあとのひとだが、それでも、事件の背後に明らかに存在した女性解放と女性進出の動きを、過渡期だったその時期を、身をもって体験してきたからこそ生まれた作品のように感じた。 |
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<2019年1月7日(月)快晴> ➤ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門の作品賞と男優賞が『ボヘミアン・ラプソディ』と主演のラミ・マレックに決まった。これで来月2月に発表されるアカデミー賞の行方がますます面白くなったが、2018年はやはりこの作品の年だったのかなとあらためて思う。それに比べてレディ・ガガの『アリー/スター誕生』は対抗馬が悪かったために少し影が薄い存在になってしまった。いまごろガガや初監督のブラッドリー・クーパーがトロフィーを掲げてニッコリなんてことも考えられたわけだから、めぐりあわせというのは恐ろしいものだ。同部門の女優賞も順当と言えば順当だけれど、ガガではなくて『天才作家の妻ー40年目の真実―』のグレン・クローズが受賞した。1月26日(土)に公開される同作品、面白いのでおすすめです。受賞結果はこちら ■NEWS! ➤仕事始めのひとも多かった今日、映画関係者のための試写もスタート。さっそく3月8日(金)に公開される『シンプル・フェイバー』を見た。4年ほど前に公開されたデヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』を思わせるミステリーで、ゴージャスな美女役のブレイク・ライブリーと、トランジスタ美人のアナ・ケンドリック(ってすごく古い表現ですね、久々に使った 笑)の組み合わせがなんだかとても面白かった。ライブリーはますます美しく、ケンドリックはコメディエンㇴぶりをいかんなく発揮していた。それと気になったのが音楽。アメリカ=カナダ作品なのになぜかフレンチポップスがいっぱいちりばめられているのだ。フランソワーズ・アルディに始まり、ZAZ、セルジュ・ゲンスブール&ブリジット・バルドー、フランス・ギャル…。個人的にツボだったので印象に残りました。 |
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<2019年1月5日(土)快晴> ➤年が明けたばかりと思っていたらもう5日。あっという間にお正月は過ぎていった。年はじめの大きなイベント「ゴールデングローブ賞」の発表が2日後の1月7日(現地時間6日)に迫っている。いつもはケーブル経由のAXNチャンネルで放送されるので楽しみにしていたが今年は放送未定だという。現地米国での放映権がなかなか決まらなかったせいだろうか。結局は前と同じNBCに収まったようなので、録画でもいいから放送してくれることをお祈りしています。去年は黒の装いの女優陣がシックでしたね。お葬式みたいにならないところはさすが!毎年黒でもいいと思った。 ➤気になるのはドラマ部門の作品賞。日本で大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』と、少し水をあけられているレディ・ガガの『アリー/スター誕生』がともにノミネートされていて、このどちらかになるのか。それとも残り3作のブラック・ムービー『ブラック・クランズマン』『ビール・ストリートの恋人たち』「ブラックパンサー」のどれかになるのか。是枝裕和監督の『万引き家族』がノミネートされている外国語映画賞も気になる。ネットフリックスの話題作『ROMA/ローマ』や、日本では今年公開されるトランスジェンダーの男子がバレリーナを夢見る『ガール』などライバルは手ごわそうだ。 ➤ドラマ部門の女優賞はガガじゃないかと思う。そしてミュージカル/コメディ部門は『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンかな。それにしても『アリー/スター誕生』のガガがドラマ部門で、『女王陛下のお気に入り』のコールマンががミュージカル/コメディ部門でノミネートって…。どうしても意味わかりません。 「雑記帖」を始めてみました。今年もよろしくお願いいたします。 |
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