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■INTERVIEW
公開中の注目作『マチルド、翼を広げ』のインタビューが到着!  ノエミ・ルヴォウスキー監督(母親役) × リュス・ロドリゲス(マチルド役)

■新宿シネマカリテほかで1月12日(土)から公開中の『マチルド、翼を広げ』。母親役も務めたノエミ・ルヴォウスキー監督と、マチルド役の少女リュス・ロドリゲスのインタビューをご紹介。 (2019年1月23日 記)
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ノエミ・ルヴォウスキー監督 × リュス・ロドリゲス インタビュー  NOEMIE LVOVSKY × LUCE RODRIGUEZ INTERVIEW

ノエミ・ルヴォウスキー監督(母親役)インタビュー  NOEMIE LVOVSKY


母親役をご自身が演じることは、最初から決めていましたか。
■ルボウスキー■
キャスティングとカメラテストの間、候補の少女たちにセリフを与えながら、画面の中でマチルド役の子どもを導くことが大切だと気がつき ました。リュス・ロドリゲスに何度か会ったあと、彼女になぜそんなにこの映画で演じたいのかと質問をすると、彼女は「あなたと一緒に過ご したいから」と答えてくれました。わたしにとっては世界一素晴らしい理由です。そしてマチルドをリュスが演じ、わたしが母親を演じるという願望 がより強くなりました。リュスとはとても強い絆を感じます。

この勇敢な少女はどのようにつくり上げましたか。
■ルボウスキー■
わたしたちは子どもの視点、つまりリュスの視点で脚本を書き、撮影をしたいと思いました。マチルドと同じようにリュスは非常に勇敢で熱心な子です。リュスと マチルドはウリふたつなのです。

どのようにして彼女と出会い、マチルドに仕立てあげたのでしょうか。
■ルボウスキー■
出会ったすべての少女たちのなかで、リュスは演じたいという欲望が間違いなくいちばん強かった。彼女にひとりで脚本を読ませるのは心配でした。 わたしと一緒に、大きな声で脚本を読むことで少しずつこの話を理解させたいと思いました。わたしの自宅で何度も脚本を読み直し練習しました。まずは脚本を手に、次に脚本なしで、座ったままで、つぎに立って…。それから撮影する家でも練習しました。前もって撮影する家を使えたので大変 助かりました。こうやって2、3ヶ月のあいだ、週に一度か二度練習をしたあと、撮影開始の2ヶ月前に練習をやめました。練習してきたことをすべ て忘れ、熟す時間をおいたのです。馴れ親しむ作業、セリフの練習、さらに進んだリハーサルが撮影現場でわたしたちを自由にし、各シーンの撮影において、エネルギー、状態、リズム、感情のみを追求し、直感で演じることを可能にしたのです。


リュス・ロドリゲス(マチルド役)インタビュー LUCE RODRIGUEZ


マチルドとはどんな少女だと思いますか、どんな風に想像しましたか。
■ロドリゲス■
マチルドは複雑な女の子です。強い個性の持ち主で、自分が母親を治し、彼女の近くに居させることができると信じています。母親が精神的な問題を抱えているということを受け入れませんが、本当はその通りだと知っています。自分の母親がほかの母親たちと同じようになるために全力を尽くします。とても勇気があって、力強い子でパワフルです。ノエミから、役作りのためにマチルドの日記を一人称で書くことを提案さ れ、何ページか書いてみました。マチルドの母親はいつもこんな感じで、彼女はそれで良かったんだと想像しました。

正しい演技を見つけるために、監督はどのように手助けをしてくれましたか。
■ロドリゲス■
難しかったけど少しずつ進歩しました。つまり、自分がやっていること、体の動きや話す言葉を考えることができるようになったということです。私の動きがぎこちないとシーンが台無しになってしまいます。頭を空っぽにするための練習を、撮影の合間にしました。それからひとりですごく集中しました。「もし私がマチルドだったら、どうする?」と考えながら。完全にマチルドになりたかったんです。私のために、私がどこまでやれるかを知るために、そしてノエミのために。ノエミのことが大好きだったので、彼女のためにやり遂げなければなりませんでした。 彼女の感受性と力強さに感動したんです。




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