●日本時間2月25日(月)、第91回アカデミー賞の発表があり授賞式が行われた。注目の作品賞はピーター・ファレリー監督、ヴィゴ・モーテンセンとマハ―シャラ・アリが共演した『グリーンブック』が受賞。主演男優賞は『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレック、主演女優賞は『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンだった。外国語映画賞にノミネートされていた是枝裕和監督の『万引き家族』、長編アニメ賞候補の細田守監督「未来のミライ』はともに受賞を逃した。
おもな結果は以下のとおり。(2019年2月25日 記)
■作品賞
<受賞>『グリーンブック』
<ほかのノミネート>
『ブラックパンサー』 『ブラック・クランズマン』 『ボヘミアン・ラプソディ』 『女王陛下のお気に入り』 『ROMA/ローマ』 『アリー/スター誕生』
『バイス』
■主演女優賞
<受賞>オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
<ほかのノミネート>
ヤリツァ・アパリシオ『ROMA/ローマ』 グレン・クローズ『天才作家の妻-40年目の真実-』 レディー・ガガ『アリー/スター誕生』
メリッサ・マッカーシー『 ある女流作家の罪と罰』
■主演男優賞
<受賞>ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
<ほかのノミネート>
クリスチャン・ベイル『バイス』 ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』 ウィレム・デフォー『 永遠の門 ゴッホの見た未来』
ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』
主演男優賞のラミ・マレック(写真左) 主演女優賞のオリヴィア・コールマン
■監督賞
<受賞>アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
<ほかのノミネート>
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』 パヴェウ・パヴリコフスキー『COLD WAR あの歌、2つの心』 ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
アダム・マッケイ『バイス』
■助演女優賞
<受賞>レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
<ほかのノミネート>
エイミー・アダムス『バイス』 マリーナ・デ・タビラ『ROMA/ローマ』 エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』
■助演男優賞
<受賞>マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
<ほかのノミネート>
アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』 サム・エリオット『アリー/スター誕生』 リチャード・E・グラント『ある女流作家の罪と罰』
サム・ロックウェル『バイス』
助演女優賞のレジーナ・キング 助演男優賞のマハ―シャラ・アリ
■長編アニメ賞
<受賞>『スパイダーマン:スパイダーバース』
<ほかのノミネート>
『インクレディブル・ファミリー』 『犬ヶ島』 『シュガー・ラッシュ:オンライン』 『未来のミライ』
■外国語映画賞
<受賞>『ROMA/ローマ』(メキシコ)
<ほかのノミネート>
『Never Look Away』(ドイツ) 『万引き家族』(日本) 『 Capernaum』(レバノン) 『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)
■脚本賞
<受賞>ニック・ヴァレロンガ&ピーター・ファレリー&ブライアン・クリー『グリーンブック』
<ほかのノミネート>
デボラ・デイヴィス&トニー・マクナマラ『女王陛下のお気に入り』 ポール・シュレーダー『魂のゆくえ』 アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
アダム・マッケイ『バイス』
■脚色賞
<受賞>スパイク・リーほか『ブラック・クランズマン』
<ほかのノミネート>
ジョエル&イーサン・コーエン『バスターのバラード』 ニコール・ホロフセナーほか『ある女流作家の罪と罰』
バリー・ジェンキンズ『ビール・ストリートの恋人たち』 ブラッドリー・クーパーほか『アリー/スター誕生』
■作曲賞
<受賞>ルドウィグ・ゴランソン『ブラックパンサー』
<ほかのノミネート>
テレンス・ブランチャード『ブラック・クランズマン』 ニコラス・ブライテル『ビール・ストリートの恋人たち』 アレクサンドル・デスプラ『犬ヶ島』
マーク・シャイマン『メリー・ポピンズ リターンズ』
■主題歌賞
<受賞>「シャロウ」/『アリー/スター誕生』
<ほかのノミネート>
「オール・ザ・スターズ」/『ブラックパンサー』 「I'll Fight」/『RBG』 「The Place Where Lost Things Go」/『メリー・ポピンズ リターンズ』
「When a Cowboy Trades His Spurs For Wings」/『バスターのバラード』 |