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■フランシス・フォード・コッポラを父に、エレノア・コッポラを母に持つサラブレッド、ソフィア・コッポラ監督が初めてオペラの演出に挑戦。それを映像化した『ソフィア・コッポラの椿姫』が10月にTOHOシネマズ 日本橋で2週間限定ロードショー公開。その後全国で順次公開される。 |
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Photo©Yasuko Kageyama(4点とも)
■ソフィア・コッポラ監督は、もともとオペラに関心があったわけではなかった。オペラ体験と言えば子どものころ両親に、地元ニューヨークのリンカーンセンターへ連れていかれた記憶くらい。しかも退屈で眠ってしまったという。リンカーンセンターのオペラハウスというと恐らくメトロポリタン歌劇場。子どものころからメトに出入りするなんてなんて贅沢な!と思うのは大人だからであって、オペラ好きな子どもなど滅多にいないだろうから、眠ってしまったとしても不思議ではない。 |
■映画監督とオペラ演出というとフランコ・ゼフィレッリやルキノ・ヴィスコンティあたりがよく知られている。ほかにリリアーナ・カヴァー二やパトリス・シェロー、チャン・イーモウ、リナ・ウェルトミューラーなどだろうか。今回あらためて調べてみるとウディ・アレンやアトム・エゴヤンなど意外な名前も。そしてなんとフランシス・フォード・コッポラ監督も1970年代前半にオペラの演出を手がけていたようなのだ。72年10月に米サンフランシスコ・オペラのために、オーストリア出身の作曲家ゴットフリード・フォン・エイネムの「老婦人の来訪」というオペラを演出した記録が残っている。72年というと彼がブレイクした『ゴッドファーザー』を制作した年ではないか。当時のことをもっと知りたく思った。 ■主役ヴィオレッタはソプラノのフランチェスカ・ドット、その恋人アルフレードはテノールのアントニオ・ポーリ、そしてアルフレードの父親ジェルモンはバリトンのロベルト・フロンターリ。このソフィア・コッポラ版ローマ歌劇場「椿姫」は、予定通りならドットとポーリの主役ふたりもそのままに来年2018年9月、日本での引っ越し公演が決まっている。
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![]() オペラ演出中のソフィア・コッポラ監督 |
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